超マイナーなジャンルであるアクアリウム業界でも、日々画期的な商品が開発されたり発売されたりしている訳なのですが、その中でもソイルはかなり画期的な商品であるのではないでしょうか?
かつては、水槽といえば大磯が世界標準の英語のような扱いになっていて、どのような水槽を見ても大磯しか見当たらないくらいだったのですけど、最近では大磯の水槽はおペットショップやホームセンターでしか見られないくらいに少なくなっています。
大磯自体は底面濾過のろ材として利用した場合、絶大な効果がありますし、半永久的に利用できる石ですから、一度購入するとそれを永遠に利用できる訳なのですが、それがデメリットになりフローリングを傷つけたり、排水管で詰まったりなど、色々と面倒を起こすのもまた事実です。
初めてソイルが登場してきた時は画期的でした。
そのような状況の中、ソイルが登場してきて、これは土を焼いて固めたものですから、フローリングが傷つくこともありませんし、排水管で半永久的に詰まったりすることもなくて、状況次第では潰れて普通の土になって処分できる優れものです。
また、土ですので水草の育成には大変効果が高いこともあり、水草水槽では大磯を使っている人は現在は殆どおらず、ソイルを利用するのが当たり前のようになっています。
ソイルの場合、よほどの粗悪品以外は普通に使っていると型崩れすることはありませんから、購入時の大きさと形状でその後も長期間に渡って利用できるものなのです。
ただ、世間でよく言われているのがソイルは半年から一年間前後で交換しないといけないということになりますので、定期的にソイルの交換をしている人も多いのでは二でしょうか?
ソイルには寿命があり定期的に交換しないといけないの?
ソイルの利用を推薦しているブログやサイトなどでは、殆どのケースでソイルには寿命があり半年間から一年間くらいで交換しないといけないと書かれていますので、それをそのまま受け入れて律儀に定期交換している人も多いかと思います。
そこで、ソイルを購入後に一度も交換することなく3年程度運用している水槽が丁度ありありますので、そちらの水槽を見て言えることは、ソイルは定期的に交換する必要はなくて、別にそのまま何年間も利用できるという事です。
水作のプロホースを使ってソイルをしいてある底面の汚れをガシガシ吸い取ってメンテナンスをしていても、ソイルの形状も全く崩れていませんから、ソイル自体が目に見えて崩れる事はないようです。
水質について言えば、水草などの育成も全く問題ありませんし、飼育しているレッドビーシュリンプやミナミヌマエビ、メダカなども全く問題なく普通に飼育できていますし繁殖もできています。
ですから、3年間に渡ってソイルを一度も交換していない水槽であっても、特に問題になる事は全くありませんから、半年間前後でソイルを全て交換する必要は特にないのではないかと思いますがいかがでしょうか?
ソイルを交換しないといけないと主張しているのは誰なのか?
定期的にソイルを交換していない事により、水草が育たないとか、飼育しているエビや魚が死んでしまうとか、苔が大量発生してしまうなどの問題が出るのでしたら、それはソイルを交換していない事が原因かもしれません。
しかし、3年間においてその環境で何ら問題が発生していない事を考えると、正直言って水槽をリセットしないといけなくなるソイルの交換をやる必要があるのかどうか?、そちらについて疑問を感じています。
ここで考えておくべきなのは、ソイルを交換しないといけないと主張しているのは一体誰なのか?になるのですが、それを確認してみると大抵は業者であるとか業者側の立場の人ばかりである事に気がつく事になります。
業者や他人の主張を100%鵜呑みにしないで自分で事実確認する。
早い話がソイルを売って利益を出したい人たちですから、当然定期的に消耗品としてソイルを購入してくれる人が安定しているのであれば、商売も安定するのは当然の話ですね。
別にソイルを交換しなくても100%問題がないと言った話ではなくて、ソイルを交換しないといけないといった話は本当なのか?、誰がその話をしているのか?、を考えてみてその結果、交換しなくても問題がない現実がある訳です。
どうするかは飼育者が決める事なのですが、他人(業者)の主張だけを100%信じてしまって、それをやり続けるよりかは、一度ご自分で確認しつつ飼育をやってみるほうが新しい事実の発見などもあるかもしれません。
うーん。ソイルの交換ってしないといけない理由は何なのでしょうね?