最近、水槽で飼育しているメダカが水槽の底でじっとしているしているので、もしかしたら病気ではないか?と心配している人からご相談をいただいいたのですが、最近メダカの飼育を始めた人であれば、大抵一度はこの症状が発生して不安になるものです。
通常、メダカは水槽の底でじっとしていることはなくて、水中をゆっくりと泳いだり、水槽の水面に浮かんでぼーっとしたりして気持ちよく日向ぼっこをしている等、水槽の底でじっとしているって姿が普通ですし、田んぼを集団で泳ぐイメージもありますね。
ですから、つい最近まではメダカが元気そうに泳いでいたのに、久々に水槽を見てみると、メダカが水槽の底でじっとして全く動かないので、これは病気ではないか?、変な寄生虫などに感染しているのではないか?、このように心配している人も多いですね。
メダカが水槽の底でじっとしているので心配?原因と対策方法。
メダカが突然水槽の底でじっとしている原因には大きく分けて2つあり、一つ目が本当にメダカが病気になっている場合であり、その際には他のメダカたちは普通に水槽内を泳いでいる状態なのに、一匹、または数匹だけ水槽の底でじっとしている状態です。
他のメダカたちはいつもどおりに水面付近で泳いでいたり、水中をゆっくりと泳いだりしているのに、一匹や数匹だけじっとしている場合はそのメダカは病気か寿命でもう助からない状態ですので、持って一ヶ月位で早ければ数日後には落ちてしまいます。
もう一つ、水槽内の全てのメダカたちが一斉に水槽の底でじっとしている場合、これは水温が急激に下がってしまったため、変温動物であるメダカたちは運動機能が急激に低下して餌を食べにくくなるので余計な運動をしないように底でじっとしているのです。
屋外水槽では11月位から2月位にかけてじっとしている事が多い。
この、メダカが突然水槽の底でじっとしている症状というのは、11月から2月位の気温が急激に低くなる期間に発生することが多い・・・、というよりも、気温が10度以下になり、更に5度以下になればメダカたちは水槽の底でじっとして動かなくなります。
冬の期間でも、天気が良くなり気温が高くなればメダカたちは一斉に水槽の中を泳ぎ始めるので、別に変な病気になっているわけではないことはすぐに分かりますし、室内で水槽用ヒーターを設置している水槽では、そのような状態になることはありません。
仮に室内に水槽でメダカたちが一斉に水槽の底でじっとしている状態になっているのであれば、その水槽は水温が10度以下、5度以下になっているはずですので、そのような室内の室温は相当寒くて室内でもコートを着用しないと風邪を引いてしまう状態です。
水槽の底でじっとしているメダカたちを泳がす方法はあるの?
メダカがじっとしているのは見ていると悲しくなるので、病気でないのは分かっても何とか出来ないのか?、と言った話になった場合、その方法としては水温を高くするしかありませんので、屋外でしたらビニールハウス等の保温ができる環境が必要です。
基本的にメダカに限らず魚は変温動物になりますので、屋外に水温が低くなると元々冷たい水に住んでいるようなイワナとアマゴなどは別ですけど、普通の人間が住んでいるような環境で生息している魚であれば寒くなると大抵は殆ど活動をしなくなります。
どうしても、屋外の水槽でじっとしているメダカに活発に泳いでほしい場合の対策方法としては室内の環境に移動させて水槽用にヒーターを設置した環境で飼育させるのが一番手っ取り早いのですで、屋外の水槽の場合は動かなくても気にしないようにします。