7月なのにホテイアオイが枯れてしまう|原因と対策方法

既に気温は30度を超えるのが通常になっている日本の7月ですが、先日ご相談を受けた話として、ホテイアオイが枯れてしまって困っているといった話がありました。

ホテイアオイを知らない方がいるかもしれませんので、簡単にご説明するとホームセンターなどに行けば一株100円前後で売られている、楕円状の緑の葉っぱが特徴的な浮き草のことであり、本来は日本に自生していない外来植物になります。

すっかり日本の環境に定着していて、夏場は異常増殖して様々な問題を引き起こしていますし、その駆除が大変難しくて、ホテイアオイに手を焼いている行政関係者の方も沢山いるくらい大変強い水草になります。

 

 

7月なのにホテイアオイが枯れてしまって困っている?

 

大変丈夫で、外来植物なのに日本の環境に適応してしまい、夏場は大繁殖を繰り返して毎年問題になっているくらいのホテイアオイなのですが、なぜか購入しても毎回ホテイアオイが枯れてしまって困っているといったご相談です。

正直言って、ホテイアオイについては特別な肥料や難しい育成方法などはありませんので、誰でも簡単に水槽に放置しておくだけで株分けして増えていく水草であり、この7月の時期でしたら枯らしてしまう方が難しいくらいなのです。

それでも、実際に毎回ホテイアオイが枯れてしまって困っているとのことですので、何らかの原因があり、その対策をしないと今後も毎回枯れてしまいますから、たかが100円前後の水草といっても、枯らしてしまうともったいないですからね。

ただ、ホテイアオイが枯れてしまう原因とその対策はとても簡単ですから、大抵はホテイアオイを育てている水槽の設置場所に問題があることが殆どなので、今回も水槽の設置場所を確認することにしました。

 

 

日が当たる室内に水槽を設置していたようです・・・。

 

7月なのにホテイアオイが枯れてしまう原因のほとんどが、水槽を室内に設置していることであり、今回も設置場所を確認すると室内に水槽を設置しているとのことでした。

ホテイアオイが7月なのに枯れてしまう原因は、通常これしかありえませんからね。

ただ、室内といっても特定の時間だけは太陽の光が当たっているらしいのですが、ホテイアオイが枯れてしまう場合は、十分とは言えない光の量しか照射されていない訳ですので、出来れば屋外に水槽を設置した方がスタイリッシュな解決が行えると言えます。

屋外に水槽を設置すると、ボウフラなどが発生する恐れがあるので、室内にてホテイアオイを設置されていたようなのですが、その場合はメダカを水槽に入れておけば、通常は殆どボウフラが発生しても蚊に変態するまでにすべて食べてくれます。

ですから、水槽といいますか、睡蓮鉢のような見た目が綺麗な入れ物を用意しておけば、見た目も良いですし、ビオトープのような環境も良い出来ますので、そこにホテイアオイを浮かべてメダカを入れておくだけで、ホテイアオイも元気に育ち、メダカも繁殖をする環境が自然と構築されます。

ただ、そうなると今度はホテイアオイが増えすぎて困っている・・・といった悩みが発生するのですけど、水草の場合は増えすぎて困るか、枯れて困るの両極端な問題が必ず発生しますから、その都度判断して行くことになります。