5年ほど前に購入して未開封のまま常温で保管していたブラインシュリンプが殆ど孵化しない為、捨てるのも勿体無いと思い、孵化用のペットボトルからプラケースに移して放置していたブラインシュリンプ。
その後、室内と屋外にそれぞれ放置していたところ、しばらくの間はどちらも1ミリにも満たないブラインシュリンプが2cm前後まで成長していて、更には繁殖行動すら確認できたのですが、あれから状況が大きく変わっていたようです。
ブラインシュリンプとは、あらゆる魚の稚魚の餌として大変有効な生餌の事であり、通常は卵の状態で売られていて、それを購入してから24時間前後海水にいれてエアレーションをして孵化させるプランクトンの事です。
やはり太陽の力は偉大?放置でも全然問題ない?
あれから、1ヶ月位が経過したでしょうか?、別に意図的にブラインシュリンプを飼育していたわけではないのですが、勝手にプラケースの中で2cm前後まで成長していて、交尾行動のように2匹がくっついて泳ぎまくっている姿も確認できていました。
恐らくは、ブラインシュリンプにもオスとメスといった感じで正確に性別が分かれていて、お尻に噛み付かれている個体の腰あたりには卵のようなものがぶら下がっていましたので、噛み付いている方がオスだと判断した訳です。
また、身に覚えのない小さなブラインシュリンプも沢山プラケースの中を泳いでいましたので、恐らくはプラケースの中で繁殖をしてその子孫が誕生していたものだと思われます。
元々ブラインシュリンプは汽水(海水と淡水が混じり合う水域)でしか卵が孵化せずに生きていけませんが、特に塩(ソルト)をプラケースに追加することなくても、普通に成長して普通に繁殖しているのが凄いところです。
水が蒸発しても淡水の追加だけで大丈夫のようです。
蓋のないプラケースですから、どうしても時間が経過すると水が蒸発してしまいますので、その際には淡水をそのままコップで追加しているだけですから、ソルトは一切追加していません。
その後、改めてブラインシュリンプが泳いでいるであろうプラケースの中を見てみると、屋外に放置しているプラケースの中には苔のようなものが沢山発生していて、成長したブラインシュリンプ達も活発に泳ぎまくっています。
体の真ん中の筋が黒くなっているので、おそらくはミナミエビと同じようにブラインシュリンプにも胃がなく、常に食べ続けている食べたものが腸の中に入っているんだろうな?といった感じです。
しかし、ミナミヌマエビのように何かにしがみついた状態にはなれず、マグロのように常に泳ぎ回らないといけないブラインシュリンプみたいですから、一体プラケースの中で何を食べて成長しているんでしょうね・・・。
室内で成長したブラインシュリンプは体の色がほぼ真っ白であり、屋外で成長したブラインシュリンプは体の色が赤っぽくなっているので、太陽の光が当たっているか、当たっていないかで健康状態が大きく異なるのではないでしょうか?
やはり屋外飼育はとても飼育が容易なようです。
ミナミヌマエビやメダカでもそうなんですけど、何度室内の水槽で飼育しても直ぐに死なせてしまう人であっても、屋外に設置した水槽で飼育を始めた途端、簡単に繁殖まで到達できることが殆どです。
しかも、飼育者が餌も与えないし何もしていない完全放置の状態でそうなる訳ですから、太陽の光が如何に生き物が生きていく上で必要不可欠なものであるかがよく分かる話ですね。
こちらの屋外飼育が容易な件ですが、ブラインシュリンプも完全にそれに当てはまるようなので、ブラインシュリンプ、別名シーモンキーとして売られている小学生向けの科学研究セットを購入した方は、ある程度は屋外で飼育をしておくと繁殖まで良いに行えるようです。
ブラインシュリンプを室内で放置飼育した場合、2cm前後に成長して繁殖活動藻するようなのですが、体色は白くて幽霊のようであり、その後に大体1ヶ月が限度で絶滅してしまうと思っておいて良いかもしれません。