夏の極端な暑さも少しずつ収まりつつある過ごしやすい秋の9月がスタートしていますが、この時期になると、屋外水槽にて育てているホテイアオイが突然枯れてしまって、いつの間にやら一株も残っていない状態になる事があります。
本当、こちらについては、飼育者が気がつかない事が多いですから、9月になるとマメにホテイアオイの確認をしておいたほうが良いですし、いくら一株100円前後の安い水草だと言っても、何度も購入しているとお財布にも優しくありません。
赤色のアブラムシがホテイアオイに寄生すると枯れるまでそこにいる。
また、これからホテイアオイは冬場の越冬に向かって、調整していくことになるわけですし、冬の寒さへの耐性がついているホテイアオイであっても、寒さ以外の要因全てに強いわけではないですから、折角なので枯らさないようにしたほうが無難です。
この時期に、突然ホテイアオイが枯れてしまうのは例の赤色のアブラムシが原因である事が圧倒的に多くて、一株のホテイアオイに大量の赤色のアブラムシが寄生を行い、そこで栄養分を枯れるまで吸い上げるといった状況になります。
赤いアブラムシはホテイアオイが枯れると死ぬはず?
まさに、何のメリットすら感じられない赤いアブラムシなのですが、元々水槽の中のホテイアオイに寄生していた訳ではなくて、何からの方法を使ってホテイアオイに寄生して、そこで大量に繁殖を行っていることになります。
また、この赤いアブラムシは実は水に大変弱くて、ホテイアオイから剥がして水につけると窒息してしまってあっさりと死んでしまうという何とも、水場をアジトにしている害虫にしては、何だかよくわからない状態になっています。
ここで、ある疑問が発生するわけなのですが、何かしらの手段を用いて、外部から水槽の中のホテイアオイに到達をして、そこでホテイアオイが枯れてドロドロに溶けるまでその場で増殖を行う訳なのですが、その後にどうなるの?、と言った話ですね。
ホテイアオイが完全に溶けてしまうと死んでしまう害虫。
何しろ、水に沈んでしまうと生きていけない赤いアブラムシですから、ホテイアオイに寄生してそこで栄養を吸い続けて大繁殖をするのは良いのですが、肝心の寄生しているホテイアオイが枯れて溶けてしまたら自分たちも生きていけません。
一体何がしたいのか?、ドリフのコントのような害虫ではないか?、まさに謎だらけのこの迷惑な害虫について、以前から気になっていたので、その赤いアブラムシの水槽への侵入の手口について、しばらくホテイアオイが枯れ始めている水槽を調べてみることにしました。
本来、その場から殆ど移動することすらできずに、ホテイアオイの一株分の範囲でその一生を終える赤いアブラムシが、突然、本来はいなかった水槽に大量発生している時点で可笑しいわけですからね。
次回に続きます。