室内水槽の場合はまずありえない話なのですが、屋外に設置した水槽の場合、水槽の近辺にいつのまにやら大きな蜘蛛の巣が作られていたり、水槽の近くでクモが沢山発見されることがよくあります。
まれに、大きなゲジゲジが水槽の近くにいて、それを見て悲鳴をあげる女性も少なからずいらっしゃいますが、見た目のインパクトで言えばゲジゲジの恐怖に叶う生き物はなかなかいないものです。
クモが怖いと言っても、見た目の怖さで言えば、大きさも昆虫としてはかなり大きいあのゲジゲジを上回る生き物はなかなかいないと思うのですが、いかがでしょう?
ゲジゲジは実は人間にとって大変有用な生き物です。
多分、ゲジゲジを見て気持ちが良くなったり、落ち着いたり、精神的な満足感を得たり、性的な快感を得る人はまずいないと思いますし、ゲジゲジをみたら子供や女性の場合は悲鳴をあげて逃げるくらいの恐怖感があります。
しかしですね、ゲジゲジは実は人間にとっては大変有用な生き物であり、あの見た目にグロテスクな足を使って高速移動を行い、人間から見れば何のメリットもないゴキブリ等の害虫を積極的に捕食してくれるのです。
ただし、見た目があまりに人間に受け入れられないデザインをしている為、多くの人がゲジゲジを駆除しようとすることから、これほど見た目で損をしている生き物はないのかもしれません。
水槽の近くで見かけるクモは駆除しない方がよいの?
あまりに強烈なデザインをしているゲジゲジと比べた場合、全然普通の生き物として認識できるのがクモになるのですけど、普通の人からすれば水槽の近くにクモが沢山いるとか、クモが巣を張っているなどの状況は好ましくありません。
しかし、クモもゲジゲジと同じく人間から見れば大変有益な昆虫であり、害虫などを積極的に駆除してくれる為、海外から侵入してきた毒を持っているような種類でない限り、できれば駆除はしない方が良いことが殆どです。
特に、屋外に設置した水槽の問題として、ボウフラが発生して蚊の発生源になるような状況になることが多い為、クモはその蚊を狙って水槽近辺に巣を作るわけですから、完全な害虫である蚊を積極的に駆除してくれていることになります。
屋外に設置した水槽は昆虫のたまり場になることが多い?
また、水場ではハエなどの害虫が飛んできたり、アブラムシなどの水草を枯らしてしまう害虫が発生することもあるのですが、クモはそういった害虫を積極的に襲って捕食することが多いので、人間から見れば益虫出ることが殆どです。
別にクモは人間の為に害虫である蚊などを捕食しているわけではないのですが、結果的にそうなっている訳ですから、水槽の近くに蜘蛛の巣ができていても、できればそのままにしておいた方が良いことが多いのです。
ただ、あまりに巨大な蜘蛛の巣が水槽近辺にできていて、見た目の問題がある場合などは部分的に駆除をした方が良いですし、万が一にもゲジゲジのたまり場になっている場合は、さすがにいくら益虫と言っても、怖くてお子さんなどが水槽に近寄ることができなくなりますから、その場合は管理者が駆除をすることになります。