寒い冬の屋外メダカ飼育水槽には流木や石が必要?

そろそろ、12月になって冬になり深夜早朝になると気温が低くなってきていますので、メダカやミナミヌマエビ等を飼育している屋外の水槽ではメダカやミナミヌマエビがいなくなっている?って状態になっていて、驚いている人もいるかも知れません。

これは寒くなり水温が低くなると、メダカやミナミヌマエビは活発に活動をすることがなくなり、水槽の底でじっとしていることが多くなりますので、その際に水槽内のメダカやミナミヌマエビがいなくなったと錯覚してしまうのですが、そのうち慣れます。

基本的にメダカやミナミヌマエビに限らず、魚やエビは変温動物になりますので、水温が低くなると活発に活動することはなくなり、日本の寒い冬を越冬するために余計な活動をしなくなり、物陰などでじっと隠れて過ごすのが自然界の普通の状態になります。

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寒い冬の屋外メダカ飼育水槽には流木や石が必要?

 

それで、完全なベアタンクの発泡スチロール水槽でメダカやミナミヌマエビを飼育してみると分かりますが、隠れる場所がなくて全体が真っ白で明るい水槽になりますので、メダカやミナミヌマエビが寒くなると端っこに集まってじっとしている事があります。

これは、隠れる場所が全く無い為、自然界ではありえない環境なのですが、本能的に物陰に隠れるという習性がありますから、仕方なく他のメダカやミナミヌマエビを障害物として認識しながら、安全な場所を作ろうとしている自然の行動になりこうなります。

なので、寒い冬を屋外で越冬させる場合、安心感を持ちますので、流木や石などの障害物を入れておいたほうが良く、大きな石を入れてみれば分かりますが、メダカやミナミヌマエビも石の隙間に入って、外敵から身を護るように水槽の底でじっとしています。

 

 

マツモで良いので水槽に入れておくと全然違います。

 

基本、屋外で養殖というか繁殖目的であれば目視で分かりやすい発泡スチロールをベアタンクの状態で水槽管理しておくと、大変管理がしやすくなるのですが、屋外では12月になり寒くなると繁殖や産卵活動をすることはないので、お勧め出来ない環境です。

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それで、メダカやミナミヌマエビが死んでしまうと言う訳ではありませんが、やはり寒くなり気温が低くなると、物陰に隠れて安全な場所で過ごす訳ですから、どうしても隠れる場所がないとストレスを感じるのは避けられないのですから、長期飼育できない?

別にそれで長期飼育ができなくなると言う訳でもないのですけど、水温が低くなる時に安心して隠れる場所としては、最低でもマツモでも入れておくと寒くなると葉を閉じて水槽の底に沈んで障害物になりますから、できればマツモだけでも入れておくべき。

 

 

なるべく自然に近い環境で飼育すると長期間元気に育ちます。

 

まあ、これも絶対的な話ではないのですけど、メダカやミナミヌマエビ等をなるべく長期間飼育する場合、より自然に近い環境で飼育しておいた方が、長期間安定して飼育繁殖が行なえますから、何も敷かない障害物もないベアタンクだとちょっと寂しいです。

春から秋にかけては、メダカやミナミヌマエビは活発に水槽内で活動をするため、別にベアタンクでも良いのですが、寒い冬の時期は物陰に隠れる習性があるということから、この場所は安全って障害物を水槽内に作っておいたほうが良い訳ですね。

ただ、屋外で長期間管理している水槽の場合、勝手にコケやモジャモジャの藻が水槽内に大量に発生していることが多く、流木や石がなくても、そのコケや藻が隠れ家になっていることが多く、その中にメダカが頭を突っ込んで隠れていることもよくあります。

ですから、屋外の水槽はコケや藻をいつも綺麗に除去しておくのではなく、冬の時期にはあえて水槽内に大量に発生しているコケや藻をそのままにしておけば、流木や石が全く無いベアタンクであっても、自然に隠れ家が発生しているので、そこで隠れます。



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