屋外水槽への招かざる侵入者|0円で働く用心棒の正体はカエル

室内飼育の水槽環境では絶対にありえない話として、屋外に水槽を設置している場合のみ、本来は飼育者が予測していない招かざる他の生き物がやってくる場合があります。

当然ですが、室内に設置されている水槽の場合は、室内に侵入しない限りはその水槽に近づく事もできませんので、このようなトラブルは殆どと言っていいほど発生しません。

最初から自宅内で飼育してる猫とか犬とかがいる場合、勢い余って水槽に悪さをしてしまうこともあるかもしれませんが、それらは最初から飼育者がペットとして室内で飼っている訳ですから、飼育者のしつけ次第でどうにでもなります。

よって、屋外水槽というのは実は放置飼育ができるとか、管理が楽とかそういった多大なるメリットがあるのですけど、水槽を予想していない外敵から守らないといけない状況になることもありますから、注意が必要です。

created by Rinker
ゼンスイ
¥9,933 (2024/11/23 17:00:00時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

夏場のボウフラ大発生で蚊が問題になる場合はメダカで対策。

 

屋外水槽では、夏場になると殆どの場合、その水槽から蚊が発生することになり、そのまま放置しておくと、ご近所や同居人に対して予想していないトラブルを巻き起こすことがあります。

シンガポールなどでは蚊が発生する問題から、ボウフラが生息可能な水たまりを放置しておくと罰さられたりするのですが、日本の場合はそういった取り締まりがありませんから、皆さんルーズに対応している方も多いようです。

その場合は、産卵可能なサイズのメダカを水槽内に10匹程度入れておけば、ボウフラが発生しても全てメダカが食べてくれますので、蚊のトラブルになることはありませんから、基本的に屋外水槽の場合はメダカを入れておくことをお勧めします。

ただし、産卵可能なメダカが10匹、20匹以上も水槽にいる場合は、ミナミヌマエビの稚エビも片っ端から襲って食べてしまう為、ミナミヌマエビを屋外水槽で放置飼育して爆発的に増やすことが出来なくなります。

よって、ミナミヌマエビを爆発的に増やしたい場合はメダカは稚魚か1cm程度の小さな個体のみを同居させておき、ボウフラ対策は飼育者自らが行わないといけないことを意味します。

水槽は完全放置飼育が向いている人、面倒な管理をしたくない人であれば、メダカにそれを代行していただければ費用もかからず、あとは勝手にメダカがボウフラ対策をしてくれますから便利です。

created by Rinker
emuwai
¥1,980 (2024/11/22 21:55:18時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

屋外水槽にいつの間にか大きなカエルが住み着いている?

 

都内のタワーマンションのベランダなどで飼育している屋外水槽であれば、絶対にないと言えるのですけど、地方であれば普通の民家の庭先で屋外水槽を設置してメダカやミナミヌマエビを飼育していることも多く、その水槽にカエルがやってくることがあります。

そして、勝手にやってきたカエルが屋外水槽に住み着いて、そこで落ち着き生活を始めるようになることもあるのですが、この場合は一体どのように対応すれば良いのでしょうか?

蚊の幼虫であるボウフラとは異なりカエルは結構大きいですから、メダカがカエルを襲って食べることはありませんが、逆にメダカやミナミヌマエビがカエルに襲われてしまうので、カエルの対策をしないといけない?といった疑問ですね。

カエルを自然に撃退するには、カエルの天敵の蛇を用意すれば良いのでしょうけど、そのようなことをしていると本末転倒ですから、他の方法を考えないといけませんし、そもそも勝手にやってきて住み着いているカエルを駆除する必要はあるのでしょうか?

created by Rinker
日本図書センター
¥1,430 (2024/11/23 06:22:57時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

水棲タイプのカエルでなければ駆除する必要はなく逆に利用可能。

 

日本に生息している一般的なカエルの場合は、メダカとかミナミヌマエビを襲って食べることは普通でしたらありませんので、特に駆除をする必要もなくて、逆に水槽にやってくる他の害虫などを駆除してくれる事があります。

屋外水槽にホテイアオイなどの浮き草を浮かべておくと、そこにアブラムシとかハエのような害虫がやってきて、卵を産み付けたりする事もありますし、水辺を好む害虫やトンボなどがやってくる事もあります。

その際に、水槽の中に丘になるような陸地を作っておけば、勝手に住み着いたカエルがそこでじっと害虫などの獲物がやってくるのも待ち構えてくれますし、害虫がやってきたら電撃のような速さで襲って食べる事もあります。

カエルの場合は、水槽にやってくるメダカが食べれない昆虫(害虫)などを片っ端から食べてくれますので、屋外水槽に勝手にやってきて単独でそこに住み着いた場合は、しばらく様子を見ながら放置しておいて構いません。

created by Rinker
¥1,400 (2024/11/23 06:22:58時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

天敵がいない人が管理している屋外水槽はカエルにとっては天国。

 

ただし、あまりに沢山のカエルがやってくるとか、水槽内で産卵を始めると、おたまじゃくしが大発生したり、水槽内にカエルの卵がたくさん産み付けられて良いものでもありませんから、その際には見つけ次第駆除をしても良いと言えます。

あとは、鳴き声がうるさいカエルもいますから、野生のカエルを犬や猫のように人がしつけるのは不可能ですから、それが気になる場合は駆除をするしかありません。

人が飼育している屋外水槽というのは、カエルからすれば、天敵が全くいない理想の場所そのものになりますので、偶然その場所を見つけたカエルがやってきて、そこを気に入って住み着くのも当然です。

ただ、カエルも頭の良い個体しかそういった行動はしないのではないでしょうか?

created by Rinker
文一総合出版
¥1,320 (2024/11/22 21:31:36時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

カエルにも地域差や個体差がありますので必ず様子を確認します。

 

ただし、日本原産のカエルもメダカとかミナミヌマエビを絶対に襲わない保証はありませんから、水槽内のメダカとかミナミヌマエビの個体数が原因不明で減っている場合は、カエルが原因である事も検討してみるのも良いと言えます。

カエルは蛇のように人に危害を加える事はありませんので、水槽のスペースを一部提供する事と引き換えに、屋外水槽にやってくる害虫などを駆除する目的で用心棒代わりに働いていただくのも良い判断ですが、メダカに害があるのであれば話は別です。

ツノガエルのように外来の水棲タイプのカエルの場合、メダカやミナミヌマエビを積極的に襲いますので、ペットとして飼われていたものが野生化している個体が水槽にやってきた場合は、急いで駆除をします。

ただ、ツノガエルなどは日本の自然界では普通はいませんし、市場では結構な金額で取引されていますので、それらがやってきた場合は、捕まえてネットで販売しても良いかもしれませんね。