水草の越冬問題|12月を過ぎると寒さ対策をしないといけないの?

日本の気候というのは11月上旬まででしたら何とか暖かい日もあり、それほど寒さを気にしなくても良い日々が続くのですけど、12月を過ぎたあたりからは猛烈に気温が下がり、夜間などは夏用の格好でウロついているだけで風邪を引いてしまう事があります。

屋外の気温は10度以下に急激に下がり、これから1月にかけては更に気温が下がってくる訳ですから、冬の時代がやってくるのを誰もが感じる事ができる寒さを感じる最初の季節が12月いう訳ですね。

これだけ気温が低くなってくると、屋外水槽で飼育しているメダカやミナミヌマエビ、ドジョウや金魚などは活動行動を大幅に制限してあまり動かなくなりますので、餌も食べなくなり成長も止まるのですけど水草はどうなのでしょうか?

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飼育環境によりドジョウは土の中に潜って冬眠状態になる個体もいますから、それで寒い時期を乗り越えれるだけでも環境に強い生き物である事が分かりますし、メダカや金魚でも成長した個体は物陰でじっとして殆ど動かなくなります。

 

 

夏の終わりから秋にかけて屋外で熱帯魚の繁殖をしていた人は要注意。

 

当然ですが、熱帯魚系の魚を屋外で飼育繁殖させている人は、この12月の時期になると特殊な実験や繁殖を行っている場合を除き、速やかに室内環境に移動させておかないとかなりの確率で全滅する場合があります。

特殊な実験や繁殖というのは、生命の進化論の研究とか、日本の寒さにも耐えれるような特殊な個体を誕生させるために意図的に本来は生息できない気候で飼育繁殖しているなどの殆ど研究目的のような繁殖のことです。

熱帯魚の繁殖については、夏から秋にかけての時期というのは、猛暑もおさまった時期であり、日本の環境では屋外水槽を使って行うのが最も低コストかつ効率よくできる時期ですから、結構されている方も多いのです。

室内で繁殖用の水槽を一気に増やす場合は、それなりのコストがかかるのですが、屋外水槽の場合は発泡スチロールをスーパーで沢山頂けてくるだけで水槽の追加が出来ますし、それが終われば発泡スチロールを処分すれば良いだけですから楽なのです。

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12月を過ぎたら水草の越冬問題の対策をしないといけないの?

 

寒くなると魚の生命活動が大きく低下して殆ど動かなくなる事が多いのですが、植物である水草はどうなのかと言えば、マツモの例を見てもわかる通り、水草も寒さに備えた生き残り策を勝手に施していきますから特別なことをする必要はありません。

ただし、自然界では水面が凍りつくような極端な寒い場所では水草は育っていけませんから、断続してそのような状態になる場合は、小さな屋外水槽の場合はある程度の対策を取っておく必要はでてくるかもしれません。

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寒くなったからといっても、屋外水槽の水草の心配をする必要はなくて、何もせずにそのまま放置しておけば大丈夫なのですけど、これは元々日本に自生していた水草に限っての話であり、海外から輸入された外来の水草の場合は当てはまりませんので注意が必要です。

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外来の水草は日本の寒さに耐えれず越冬できない場合がある?

 

よって、屋外水槽で育成している水草が日本原産のものであるのか、海外原産のものであるのかを事前に確認しておく位の対策は必要になってくるでしょうから、多少の面倒はあるかもしれませんが、屋外水槽の水草は一通り種類を確認しておくことをお勧めいたします。

外来の水草で最も有名でメジャーなホテイアオイの場合は、ベアタンクとか赤玉土の環境で育成していると冬場に全て枯れてしまうことも多いのですけど、大量の荒木田土を敷き詰めている水槽の場合は何事もなく越冬させる事ができます。

他の外来の水草の屋外での越冬は試した事がないのですけど、不安であれば田んぼの土である荒木田土を大量に敷き詰めた水槽を用意して外来の水草が無事に越冬できるかの実験をしてみるのも良いかもしれませんね。

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越冬の寒さ対策が必要な水草は目視で確認するのが早い。

 

元々日本に自生していた水草であれば、特に何もする必要はなくて注意するとすれば自然界と比べて圧倒的に少ない水量である屋外水槽の表面が長期的に凍結するような状況をなるべく避けるくらいでしょうか?

それでも別に日本原産の水草であれば、マツモのように水底に沈んで殆ど仮死状態のように越冬しますから、水面が凍ろうが光が殆ど当たらなかろうがあまり関係がない種類もありますから、本当に自然界はよくできているものだと感心させられます。

日本の寒い冬の水草の越冬対策というのは、事前に目視で屋外水槽で飼育している水草を確認して、その中に外来の水草があった場合は、速やかに室内水槽に移動させるくらいであり、特別なことをする必要性は全くありません。

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室内に移動させれば外来の水草でも寒さで枯れることはありません。

 

室内水槽の場合は、通常はヒーターを設置しているでしょうから水温は25度前後にキープされている為、それで水草が枯れてしまうことはよほど水質が悪化しているなどでないかぎりは発生しませんので安心感があります。

ただし、極端に温度差がある環境から室内のヒーター付きの水槽に水草を移動させる場合、いきなりメインの水槽に移さずに、水槽の横あたりにしばらくの間バケツにでも入れて放置しておいたほうが急激な温度差によるショックを緩和する事ができます。

レッドビーシュリンプのように水合わせを慎重にしないといけない訳でもありませんが、あまりにも温度差がある環境というのは植物に取ってもダメージが大きくなりますので、焦らずにゆっくりと移動させると安定した育成ができます。

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