夏休みになるとホームセンターにて、1匹100円前後で大量に売られることが多い、アメリカザリガニですが、見た目が真っ赤で格好良い事、価格が安いことから子どもたちには大人気で、ザリガニといえばアメリカザリガニと認識している人が沢山います。
実はザリガニといえば、日本にもニホンザリガニという固有種がいるのですが、ニホンザリガニは北海道の水が綺麗な清流にしか生息しておらず、飼育難易度が大変高いザリガニである事、エサも特定の葉っぱしか食べない事から殆ど販売すらされていません。
他にもウチダザリガニという、特定外来生物に指定されているザリガニもいますが、こちらは飼育自体が違法、生きたままの移動すら違法で逮捕されてしまいますので、日本国内で飼育対象とされることはなく、ザリガニ=アメリカザリガニが一般的なのです。
子供に大人気!アメリカザリガニの簡単な飼育法。
アメリカザリガニはホームセンターでも一匹100円前後、餌用としてグラム単位で売られている小型のアメリカザリガニの子供であれば、1000円もあればバケツ満タン位で購入ができますので、纏めて買うなら餌用のアメリカザリガニを買えば大変お得です。
飼育方法はとても簡単で自然界では増えすぎて困るくらいに増えますし、あらゆる環境に対応してくれるんですが、アメリカザリガニは水をかなり汚す生き物なので、屋外でもろ過フィルターが必須になりますから、水作エイトかロカボーイが必要になります。
別に濾過がなくても屋外ならなんとかなるんけど、水槽の水量にもよりますが、ろ過フィルターがないアメリカザリガニの水槽はアンモニア臭くなるというか、悪臭がするようになりますから、出来れば水作ニューフラワーDXクラスがあればより安心ですね。
水を汚し共食いを平気でするので単独飼育が基本。
アメリカザリガニの特徴としては脱皮をして成長をして行く生き物なので、脱皮中は防御力が皆無になり、水槽内に他のアメリカザリガニがいた場合、最高のエサとして認識して平然と襲って食べてしましますので、大型水槽以外は単独飼育が基本になります。
隠れ家沢山あり水槽の面積が広い場合は、複数のアメリカザリガニを入れても大丈夫ですが、縄張りを持つ生き物で、強力なハサミを持って雑食性で片っ端から他の生き物を襲って食べてしまうくらい貪欲ですから、慣れるまでは一匹だけの飼育がお勧めです。
アメリカザリガニは水を極端に汚しますから、投げ込み式ろ過フィルターを入れておかないと、悪臭が漂うようになりますので、水作エイト等を追加できない場合、頻繁に水換えをする等の管理が必要になりますが、意外と放置しやすいので注意が必要です。
ザリガニの餌も120円程度で価格が安いのが特徴。
ザリガニの飼育法としては別に水槽の飼育水の悪臭を気にしなければ、適当に屋外でバケツや発泡スチロールを用意して、その中に水道水を入れておけば、ある程度の飼育は出来ますので、後はザリガニの餌を120円前後で購入して与えておくだけでOKです。
飼育法と言っても、屋外ならある程度大雑把で大丈夫ですが、室内でアメリカザリガニを飼育する場合は普通に照明やろ過フィルターが必要になりますので、ホームセンター等で60cm水槽セットを購入する覚悟があるのか?なければ屋外で飼育をしましょう。
ちなみに、アメリカザリガニは鎧のような頑丈な甲殻を持っていて、大きなハサミを持っているので無敵だと思えるかもしれませんが、実は大型魚、亀、フグ等は頑丈そうな甲殻ごとバリバリ砕いて食べてしまいますので、エサとして大変な人気があります。