ミナミヌマエビの子供がメダカに襲われた時の行動が忍者

メダカと同じ水槽で飼育しているミナミヌマエビは大量の稚エビが誕生しても、片っ端からメダカに稚エビが食べられてしまいますので、ミナミヌマエビが大量発生して困ってしまうことはありませんから、メダカとミナミヌマエビの相性は抜群と言えます。

水槽でミナミヌマエビだけを単独飼育していると環境次第では爆発的に増えてしまって逆に困ってしまうことがあるんですけど、メダカがいて適度にミナミヌマエビを間引きしてくれますので、水槽のバランスも保たれますが、適度の障害物が必要になります。

水槽の中に障害物になる水草やオブジェクト細かい流木などを大量に沈めておくと、その隙間にミナミヌマエビの稚エビが隠れることが出来てメダカは入ってこれませんので、その隠れ家に隠れているミナミヌマエビの稚エビは順調に成長していきます。

 

 

隠れ家から飛び出すミナミヌマエビの稚エビが必ず発生します。

 

ミナミヌマエビの大きく稚エビも成長するまで障害物に隠れていれば良いものを、あえてそこから出て水槽の中で冒険をする稚エビが出てくることが多くて、その大半が隠れ家を出て水槽の中を泳いでいるとメダカに見つかってパクっと食べられてしまいます。

ただ、そこでもメダカに食べられないミナミヌマエビの稚エビがいて、どのような方法を使ってミナミヌマエビの稚エビがメダカの攻撃を交わしながら隠れ家を出て水槽内を移動しているのかと思ってよく見てみたら、まるで忍者のような行動をしていました。

水槽の底に障害物が沢山沈んでいて、特に細かい流木が網の目にのように沈んでいる水槽環境ではミナミヌマエビの稚エビの生存率が極端に高くなりますので、稚エビがメダカに食べられて困っている人は、流木を多めに買って水槽の底に沈めておきましょう。

 

 

ミナミヌマエビの稚エビが忍者のように水槽内を移動する姿は感動。

 

ミナミヌマエビの稚エビがメダカに捕食されずに水槽を移動している方法としては、稚エビが水槽内を泳いで移動していてメダカに見つかって襲われそうになると、稚エビは急いで水槽のガラス面に移動してピタッとそこに張り付き動かなくなります。

一見してかなり無謀な行動をしているようにみえますが、ミナミヌマエビの稚エビがガラス面に張り付いて動かないでいると、追いかけてきたメダカは判断出来ないようでこの方法を使って危険な水槽の中を稚エビが自在に移動しているのが確認出来ました。

こういった移動方法は誰に教えてもらうわけでもなく、稚エビの段階から本能的、遺伝子的に身に着けている方法だと思われますが、小さなミナミヌマエビが水槽内で生き残るためには、ここまでしないと生き残れないので、頭の良い個体が残っていきます。

 

 

メダカと同じ水槽で飼育してるミナミヌマエビの子孫は優秀になる?

 

同じ水槽の中で泳いでいる体長3㎝以上のメダカが沢山いる状態で、流木と水草で作っている隠れ家を飛び出して冒険をしているミナミヌマエビの稚エビをみると、殆ど無謀としか思えないことをしているんですが、賢い個体は上手く移動しているんですね。

正に命がけの大移動なんですけど、水槽内を移動してもそれ以上遠くにはいけませんのであまり意味がない行動なのかもしれませんが、これが自然界であればミナミヌマエビの生息範囲を広げる為の有益な方法なのでこうやって生息域を広げているのでしょう。

何も考えずに単に隠れ家から飛び出して泳いでいる稚エビは簡単にメダカに食べられてしまいますが、泳ぎながらメダカに見つかって襲われそうになると、急いでガラス面に付着してその場をやり過ごす稚エビの様な子孫が増えてくると、将来が楽しみです。