気温25度ならミナミヌマエビの繁殖が簡単に?

そろそろ、半袖でも暑いくらいのシーズンになってきましたので、海開きのニュースなどが報道されてくる時期ですが、5月末位になると、気温が25度を超えてくることも多くこの気温が25度を超えてくるのは同時にミナミヌマエビのシーズンでもあります。

ミナミヌマエビは元々、日本原産で極端に寒くなる北海道を除く、淡水に生息するエビですから、日本の気候に完全にマッチングした生態をもっている都合上、気温が上昇をすると産卵シーズンに突入することになりますし、爆発的に増殖がされる時期です。

そもそもですが、自然界においてミナミヌマエビはあらゆる天敵の餌になってしまう位弱い生き物なので、それが自然界で絶滅せずに大量に生息する為には、繁殖力が強くないといけませんから、ミナミヌマエビの繁殖力は淡水エビの中でも圧倒的なのです。

 

 

気温25度ならミナミヌマエビの繁殖が簡単に?

 

日本の淡水エビと言えば、ヤマトヌマエビが有名ですし、大量の卵をお腹に抱卵しますので、その卵がすべて孵化したら、ミナミヌマエビと比較しても、桁違いの稚エビを採取出来ると思う人もいるかも知れませんが、残念ながらヤマトヌマエビはゾエアです。

ゾエアというのは、卵から稚エビが孵化するのではなくて、それよりも遥かに小さなプランクトンの状態で生まれてきて、栄養が豊富な汽水域で何度も変態を繰り返しながら最終的に親と同じエビの形状に成長をするタイプの事で、一般的には高難易度です。

その為、簡単に誰でもヤマトヌマエビの繁殖が出来ますって言っている人は、多分ちょっとおかしな人に該当してしまいますので、本当に誰でも簡単に飼育と繁殖が行えるミナミヌマエビの人気が大変高く、気温が25度を超えた時点で本当に簡単になります。

 

 

屋外でのなるべく放置飼育で誰でも爆発的に増やせます。

 

ミナミヌマエビを増やす場合、気温が25度を超えていたら、産卵シーズンに突入していますので、屋外で大型の発泡スチロールをスーパーで拝借してきて、その中に適当に水道水、水草、できればソイルや赤玉土等をいれるだけの低コストの環境だけでOK。

室内での飼育のようにガラス水槽もいりませんし、照明もろ過フィルターすら不要になることや、夏ころになるとスーパーでは野菜や果物梱包用の発泡スチロールを大量に無料配布していますから、それを適当に持って変えれば水槽台も予算0円になります。

また、気温が25度以上であれば、屋外の水槽には大量にミナミヌマエビの餌になる微生物や苔が自然発生しますので、飼育や繁殖に餌すら必要ありませんから、本当に初期導入と蒸発した水の追加だけ問題なければ、ワンシーズンで爆発的に増やせるのです。

 

 

放置しておくだけで勝手に増えていく2017年の仮想通貨状態。

 

2017年には購入して放置しておくだけで100倍、1000倍、10000倍の利益を出すことが出来た仮想通貨が大変有名で、その後に大暴落をして悲惨な状態になったニュースを見た人もいるかと思いますが、ミナミヌマエビを屋外放置飼育すると勝手に増えます。

水は蒸発して少しずつ減っていきますので、その際の水の補給だけは必要ですが、大きめの発泡スチロールを水槽にしておけば、蒸発して水が減る頻度を下げることが出来ますし、10匹前後のミナミヌマエビとマツモを適当に水槽に入れておくだけで大丈夫。

しかし、ミナミヌマエビはこの方法で爆発的に増えるんですが、単体での飼育が基本になり、稚エビを食べるメダカを入れておくと爆発的に増えてくれなくなるのですが、メダカがいない状態になると蚊が大量に発生する水場にもなるのが最大の難点ですね。

ミナミヌマエビを爆発的に増やしたいと思い、放置飼育を屋外でやってみたら、ボウフラが大量に発生してしまい、半端ではない蚊が襲来をすることに家族から怒られたって人もいましたので、定期的に水槽の底をプロホースで掃除したほうがよいかもですね。