増えすぎて困るミナミヌマエビとメダカの関係

エビの中でも価格が大変安くて飼育と繁殖が容易なミナミヌマエビは、水槽用のヒーターやクーラーがなくても飼育ができるエビなので、初心者の人は難易度が若干高くて設備にお金がかかるレッドビーシュリンプよりも先ずはミナミヌマエビの飼育がお勧め。

レッドビーシュリンプは色が紅白の綺麗なエビなので、かなり人気があり、初心者の人でも偶然レッドビーシュリンプを見ると、飼育してみたいってなるのですが、レッドビーシュリンプは飼育難易度が高いだけではなく、設備にもかなりのお金がかかります。

ですから、初めてエビを飼育したい場合、水槽内でも容易に増やすことが出来るミナミヌマエビがお勧めなのですが、このミナミヌマエビは爆発的に増えるエビなので環境が良い水槽でしたらあっという間に100匹単位で恐ろしいほど増えていく事になります。

 

 

増えすぎて困るミナミヌマエビとメダカの関係。

 

ミナミヌマエビを単独飼育で育てている人はあまり居ないかもしれませんが、エーハイム2213を3台程可動させている60㎝水槽で単独飼育すると、恐ろしいほどの個体数が水槽内で爆発的に増えていきますので、これどうしよう?って扱いにかなり困ります。

ただ、実は安定した水槽であれば水槽の飼育限界というのが決まっていて、それを超えて増えたミナミヌマエビは死んでいき、他のエビの餌になりますので、無限にミナミヌマエビを増やしたい場合はより大きな水槽を用意していく無限ループになりますね。

そこで、どうせ増えすぎて死んでしまうミナミヌマエビな訳ですから、最初からメダカの餌としてある程度のミナミヌマエビの稚エビを餌として活用をしたほうがよく、それにより水槽内がより快適に保たれますので、ミナミヌマエビならメダカと同居ですね。

 

 

稚エビがメダカに食べられると優秀な遺伝子のエビが残る?

 

ミナミヌマエビの稚エビも全て同じという訳ではなく、優秀な個体、強い個体、弱い個体、駄目な個体などが当然ありますが、メダカが水槽内にいることにより、より強く優秀な稚エビが生存していく事になり、それが繰り返されると強い個体が生き残ります。

実際に水槽の中を見れば分かりますが、優秀なミナミヌマエビはメダカから隠れて移動するのが大変上手で、すぐに食べられてしまうミナミヌマエビはぼけーっとした感じで移動していますから、弱肉強食の世界を水槽内で作るとより強い個体だけになります。

稀に忍者のように水槽を移動するミナミヌマエビもいて、そういった強くてサバイバル的なミナミヌマエビであれば、ミナミヌマエビを水草ごと吸い込んで食べる金魚の飼育水槽ですら繁殖をさせることも出来ますので、メダカに協力していただくのもあり?

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メダカも本能的に下を見て泳ぐようになるので強くなります。

 

ミナミヌマエビが大量に稚エビを産卵している水槽では、メダカたちも稚エビを餌として認識して必死になって水槽内で探す状態になり、下を向いてよく泳ぐ光景を見ることになりますが、これはソイルの隙間や水草に隠れている稚エビを探している行動です。

一般的に水槽で飼育しているメダカというのは、飼育者が水面に粉末状のメダカの餌を与えることが多いですから、水面付近で口をパクパクしたり水面付近を泳いでいることが多いのですが、稚エビを食べた経験のあるメダカは水槽の底付近を泳いでいます。

卵の段階から人の手で水槽内で育てられたメダカでも、稚エビを食べるという本能で自分で餌を食べる能力を身につけるようになると、泳ぎ方とか餌の食べ方も人工餌しか知らないメダカとは異なる泳ぎ方をしていきますし、水槽の状態も良くなるのでお勧め。

ミナミヌマエビを最初繁殖させるまでは稚エビすら上手く育てれない人も多く、メダカを入れると稚エビが食べられてしまうって不安に感じる人も多いかもしれませんから、ある程度ミナミヌマエビが水槽内に増えてきてからメダカの投入も良いと思います。

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