レッドビーシュリンプ等のエビ飼育をしている水槽でよく見られる水草の代表格としてウィローモスって水草があるのですが、正式には苔の仲間であっても普通に水草として流通していて、価格も500円前後と安くて簡単に増やすことが出来るので大人気です。
このウィローモスは兎に角強い水草であり、コトブキフラットLED等の価格が安いLEDの照明でも綺麗に大きく育ちますし、放置しておくと水槽の中でジャングルのように成長をしていきますので、定期的なトリミングをしながら適度なレイアウトを保ちます。
ウィローモスは誰でも簡単に育成できることで大変有名で苔の仲間ですからかすかな照明の光があれば綺麗に大きく育ちますから、万が一、ウィローモスが上手く育たないような水槽の環境の場合、真っ先にろ過フィルターや水質の確認をしたほうが良いです。
水に浸すと何度でも蘇る水草ウィローモスの謎。
ウィローモスの最大の特徴としては、成長をしながら流木や石などに強力にくっつきながら成長をしていくということなんですが、流木に絡みついているウィローモスは簡単には完全除去できないので、水槽から取り出してそのまま乾燥させる事もあります。
そして、しばらく水槽から取り出した流木は完全に乾燥してしまい、ウィローモスも干からびた昆布のようになって流木に絡みついているのですが、それでも強力にくっついて流木から外れない状態になっていますので、ウィローモスの強さがよく分かります。
ここで、ある面白い現象が見れるんですけど、乾燥した流木を水槽に入れると完全に水分が無くなっているので、水槽から浮かんだ状態になるんですが、数日後に流木が空気の泡を出しながら水槽に沈んだ後に、なんとウィローモスが復活することがあります。
ウィローモスは乾燥しても水に浸すと復活する水草?
個体差もあると思いますし、環境の違いなどから絶対的な話ではないんですけど、ウィローモスって水槽から取り出して乾燥していても、その後に水に浸けると元通りに回復していくことがあって、それを見ていると相当強い生命力の水草であると分かります。
どんな状況でも必ず復活するというわけではありませんが、流木や石、飼育器具などに絡みついているウィローモスが水槽から取り出した際に乾燥してしまった場合、水に浸すと乾物のように元通りになって、暫くすると水槽内で成長をしていくのは凄いです。
こんな状態なのでウィローモスは水槽から取り出しても全然復活する水草ですから、このウィローモスが水槽内で上手く育たない環境というのがどれほど危険な水準の水槽なのであるのかもよく分かりますので、ウィローモスで水槽の最低品質を確保出来ます。
ウィローモスは価格が安いので真っ先に買うべき?
基本的に、ウィローモスは価格が安い水草になりますので、別に復活させなくても、ホームセンターに行けばワンカップで500円位で買えますし、簡単に大量に増やすことも出来るので希少性は全くありませんから、欲しくなったら買えばよいだけの水草??
水槽をセッティングしたのであれば、レッドビーシュリンプ等の高価なエビが居なくても、メダカの産卵場所や価格が安いミナミヌマエビの稚エビなどの隠れ家になりますので、できれば最優先に水槽に入れたほうが良い水草ですし、どこでも入手が可能です。
ただし、お近くに水槽の管理をしている人がいれば、大抵はウィローモスが水槽に入っているはずなので、相談すれば増えすぎてトリミングをしているであろう廃棄するウィローモスでしたら、快く譲ってくれるでしょうから、勇気を持って相談がお薦めです。
ウィローモスは個体差があるにしろ、現在水槽内で育てている個体は10年以上に渡って育成している個体なので、何度も乾燥させていた環境に馴染んで強い耐性が身についたのかもしれませんが、水槽から取り出して乾燥放置しても水に浸けると元通りです。