レッドビーシュリンプとかミナミヌマエビをメダカやランプアイ等の小魚と同じ水槽で飼育繁殖させる場合、ウィローモスや南米ウィローモスを水槽に入れておけば、稚エビの生存率が劇的に増えますし、餌場になるので稚エビの死亡率も相当激減されます。
それ故に、淡水エビの飼育であればウィローモス、南米ウィローモス等を成長した際の好みに合わせてレイアウトするってのがエビの飼育時の鉄板になっており、レッドビーシュリンプを単独飼育する場合であっても、ウィローモスがあると稚エビは元気です。
なので、殆どすべての水槽にウィローモス、南米ウィローモス、その他の種類のウィローモスを入れているんですが、環境が良いのでしょうけど、爆発的に成長をしてしまい、毎週土曜日くらいになると、トリミングをして処分をしないといけない位です。
ウィローモスが爆発的に増えすぎて処分に困る。
ウィローモスの処分については、もう屋外の水槽でも一杯一杯になってしまっている都合上、ゴミとして処分するしか無いので毎回スーパーのゴミ袋に入れて処分をしているんですが、最近、ウィローモスの相場が値上がりしていて欲しいって人が増えてます。
こちらとしてはゴミとして捨てるウィローモスなので、欲しい人がいれば、知り合いの紹介とかでしたら全然構わないので毎回譲っているんですけど、流石にネット経由で知らない人からウィローモスや南米ウィローモスを譲ってくださいとなると・・・です。
ウィローモスについては、確かに爆発的にすごい勢いで増殖をするんですが、ウィローモス、南米ウィローモスとも、水槽内で一定規模に成長をすると、それ以上は成長をしなくなり、次第に苔が付着していきますから、トリミングが実は重要になります。
エビでも駆除できない細かな苔が付着していくと枯れる。
何故か、水槽の容量を把握して、一定以上は増殖しないウィローモスなんですが、このあたりはDNA的に水槽の容量を把握しているセンサーのようなものがあり、これ以上は増えてはいけないって判断しているのか?、植物でもこういった謎がよくあります。
例えば、制限なしに水槽内全体を埋め尽くすくらいウィローモスが増殖をしてしまうと、当然ですが、水槽内のメダカ等の小魚、ミナミヌマエビ等の小型のエビはスペースが無くなり、死んでしまいますので、その後はウィローモスが枯れていく感じです。
また、成長をしていく段階で、エビがいればウィローモスに付着する苔を綺麗に食べてくれますので、成長速度がよりブーストされた状態になるのですが、それでも全ての苔を食べ切れるわけではないので、部分的に苔が付着していき枯れていく感じですね。
ウィローモスもレイアウト無視なら放置で全然大丈夫。
水槽の環境が良い場合、一番の要因は安定したろ過フィルターが可動していること、それに合わせて適切なメダカやエビ等の生き物が水槽内にいること、すなわちバランスが取れているより自然の環境に近い状態にしていればウィローモスは爆発的に増えます。
ウィローモスが爆発的に増えていくにしろ、ある一定の状態まで増えた後はは次第に増殖をしなくなり、成長が止まっていきますので、レイアウトを無視しているのでしたら、実はウィローモスのトリミングをしなくても、何ら問題なく水槽を維持出来ます。
成長が止まった状態の水草はあまり良くありませんし、古い水草には除去が出来ないような頑固なコケが付着していることも多く、水草が成長することにより水槽内の有害物質を吸収していくことを考えると、適度なトリミングをしておくのがお勧めです。
ウィローモスのトリミングはとても簡単で、専用の高価なADAのハサミなどは必要なく、水槽内に手を突っ込んで適当に引きちぎれば良いですし、トリミングをすると数日後くらいから急激に新芽が出てきてまた爆発的に成長をしていく状態になります。