ミナミヌマエビを飼育していると、環境さえ安定していれば、奉仕しておいても勝手に水槽内で増えていきますし、ゆっくりと環境が変化した場合、メダカが死んでしまうドブ化した水槽でもミナミヌマエビは生きていきますので、小さいけどとても強いです。
このミナミヌマエビなんですけど、水槽内にある水草があれば、爆発的に増えるんですが、ミナミヌマエビの場合、価格が安いことや放置しておいても勝手に増えることからあまり重要視されていませんが、この水草があれば爆発的に増えるのでお勧めです。
ある水草というのは、レッドビーシュリンプの飼育と繁殖水槽ではおなじみのウィローモスのことで、南米ウィローモスの場合は、ジェラシックパークをイメージするダイナミックなレイアウトを作れることから、レッドビーシュリンプ水槽では特に人気です。
ミナミヌマエビが爆発的に増えるある水草の秘密。
ウィローモスは屋外の水槽に入れておくと、太陽光が強すぎてすぐにコケだらけになるので育成が難しいこともあるのですが、室内の水槽で育成した場合、LEDの照明だけでも程よく育てることができますし、凄まじい勢いで増えていくので、育成も簡単です。
ミナミヌマエビを飼育している水槽の場合、商業的にあまり価値がない釣り餌としてグラム売されるくらい価格が安いエビなので、レッドビーシュリンプのように厳密に単独グループ飼育されることはなく、メダカやネオンテトラと同じ環境で育てられてます。
その為、3cmクラスのミナミヌマエビは問題ありませんが、水槽内で誕生する稚エビは餌になってしまうことが多いのですが、ウィローモスが水槽内にあれば、その生存率が極端に高くなりますので、いつの間にか水槽内に大量のミナミヌマエビがいる訳です。
ウィローモスはミナミヌマエビの最高の隠れ家。
エビは魚にとっては最高のご馳走になる社会の仕組み上、水槽内のあらゆる魚の餌になってしまう、ミナミヌマエビの稚エビなのですが、隠れ家がない場合、殆どがメダカやネオンテトラ等に食べられてしまって、無事に成長できるのはほんの僅かになります。
しかし、水槽内にウィローモスがあれば、爆発的に成長をしていくこと、それにより隠れ家及びエビの餌場になりますので、稚エビはウィローモス内で大きくなるまで安全に過ごすことが出来ますし、ステルス性が高いので人が見ても見つけるのは難しいです。
その結果、管理者ですらジャングル状態のウィローモス内で成長しているミナミヌマエビの稚エビに気が付かないまま、いつの間にやら大きく成長をしたミナミヌマエビが大量に水槽内にいるのを見るけることになり、なにこれ?凄く増えてるとなる訳です。
ちょっと高めでもウィローモスを入れておくのがお勧め。
ミナミヌマエビの水槽といえば、ホームセンターで100円でパック売りされていることが多い、マツモ、カモンバ等を適当に入れている人も多く、マツモは成長速度が早くある程度の隠れ家及び餌場になるので、それなりに生存率を高くする効果はあります。
しかし、マツモやカモンバよりも、やはりウィローモスの方がレッドビーシュリンプの飼育水槽で安定して人気を得ている理由があるからで、ミナミヌマエビの水槽でもウィローモスを1パック買ってきて水槽に入れておくだけで、爆発的に個体を増やせます。
ウィローモスのデメリットとしてはホームセンターでも価格が700円から1000円の価格帯になっているので、ミナミヌマエビの価格の安さが基準になっている人から見れば、ちょっとこれ高くない?って敬遠してしまうのですが、なんとかがんばりましょう。
ちょっと高いな?と感じるウィローモスでも、これが安定した水槽にあれば、毎週末にトリミングしないといけないくらいに増やす事ができますし、稚エビやメダカの稚魚の生存率が極端に高くなり、すぐに元は取れますので、1000円貯金がお勧めですね。