スドーメダカの浮くネットの繁殖は15匹が限界?

初心者でも簡単に水合わせが出来る画期的な飼育器具であるサテライトで有名なスドーが発売している、メダカの浮くネットって商品があるんですけど、これはハマチの養殖イケスのように水槽に浮かべて親メダカと稚魚や卵を隔離できる画期的な商品です。

ただし、見た目は抜群で本水槽の水温、ろ過フィルターを使って管理できるので、水槽に浮かべるだけで良いこと、隔離もメンテも容易なこと、サテライトのようにエアレーションすら必要も無いことから、これいいな?って購入しようとする人もいます。

それで、実際に何度もこのスドーの浮くネットを購入して、水槽に浮かべてメダカの稚魚の飼育をしているんですが、何度やっても1つの浮くネットではメダカの稚魚は15匹位が限界になっていて、それ以上の個体数を飼育しようと思っても死んでしまう感じ。

 

 

スドーメダカの浮くネットの繁殖は15匹が限界?

 

スドーの浮くネットには大きいのと小さいのの2種類があって、その中の大きい方だけをつかっているんですが、毎回大量のメダカの卵や稚魚をいれておき、適切に餌を与えていても、生き残るのは15匹ほどの稚魚になってしまい、生存率はこれ位が限界?

同じくスドーが発売しているサテライトLでしたら、2リットルの容量がありますので、20匹でも30匹でも安定して稚魚が生存しており、どちらかと言えば、浮くネットよりもサテライトLで稚魚を育てたほうが、生存率が高くなる傾向にあるようです。

夏場でしたら、卵を採取したらい稚魚が生まれたらダイソーの100円のバケツに適当に放り込んでおくだけで勝手に増えていきますし、生存率も極端に高くなるのでその方法で育てていくのも有りなんですけど、冬場でしたら室内限定になるので厳しいです。

 

 

浮くネットで孵化させてから稚魚をサテライトに移動。

 

メダカを飼育している本水槽のウィローモス等の水草には大量の卵を毎日のようにメダカが産卵していきますので、それをスポイトで採取すれば、大量の卵を確保できますので、冬場では安定している浮くネットの中に最初に入れておき、孵化をさせます。

冬場になるとサテライトLにメダカの卵を移してしまうと、微妙な水温の変化の影響を受け易いことから、卵がカビだらけになって腐ってしまいますので、一旦浮くネットで卵から稚魚を孵化させてから、その後に稚魚をサテライトに移動するのが安定します。

ただし、この方法で稚魚を育てていると、メダカが増えすぎてしまってサテライトも店員オーバーになり、屋外は寒すぎて稚魚を移動できないので、新しく水槽を確保しないといけなくなってしまいますので、生存率にはこだわらなくても良いかもしれません。

 

 

あえて強いメダカの稚魚個体のみを残す手法もありです。

 

メダカの場合、室内の水槽であれば、卵や稚魚を飼育者が隔離しないと、確実に親メダカが襲って食べてしまいますので、ミナミヌマエビのように単独飼育であっても勝手に増えいくってことはありませんから、メダカを増やす場合は意図的な隔離が必須です。

安定してメダカが増えるような状態になってくると、今度は逆にメダカが増えすぎて困ってしまうって状態になってしまい、水槽を増やさないと管理が出来なくなりますので、あえて全ての稚魚を育てるのではなく、強い個体のみを残す管理方法もありです。

浮くネットで育てる稚魚がなぜ死んでしまうのか?、飼育水や水温には全く問題がないので、原因に関してはやはりスペースの問題があるのではないか?と感じますので、あえて多くの稚魚を浮くネット内で孵化させて、強い個体15匹位を残すのもありです。

稚魚を安定して育てる場合、いちばん重要なのは水槽のスペースになり、これはインペリアルゼブラプレコの稚魚の飼育でも重要になりますのでより奥行きと横幅が広い環境を用意していくんですが、メダカの稚魚の場合も浮くネットでは限界があるようです。