メダカを飼育している水槽の水温が28度位になると、メダカは毎日のように産卵をすることになるのですが、基本的には水草に産卵をすることが多くて、その習性を利用してシュロをメダカの産卵床として効率よく卵を回収する方法がよく知られています。
自然界でもメダカは水草を見つけて産卵をすることが多くて、飼育中のメダカもそのように水草を見つけたら他のメダカや天敵などに見つかりにくい場所を選んで、毎日のように産卵を行うのですが、自然界とは異なり飼育環境だと水草がない場合もあります。
水草が沢山あっても飼育している水槽環境では自然界には存在しない飼育器具などが沢山水槽内に設置されていることが普通ですので、オーバーフロー水槽でもない限りは必ず水槽の中にストレーナーやろ過フィルター、水槽用ヒーターなどがあるはずです。
オーバーフロー水槽の場合は、ヒーターやろ過フィルターはすべて隔離されているもう一つの濾過槽を兼ねた水槽に設置されていますので、水槽の中には殆ど何もない状態でフルに水槽内を利用できる事から、あえて水槽の中に飼育器具は設置しません。
スポンジフィルターの裏側に100個以上のメダカの卵を発見。
当然ですが、メダカを飼育している水槽には余程の理由がない限りオーバーフロー水槽は必要ありませんので、普通にエーハイム2213を3機設置している水槽で飼育をしているのですけど、水槽の中には予備でテトラのスポンジフィルターも設置しています。
それで、水換えをしていた際にスポンジフィルターの掃除もしようと思い水槽から取り出してみると、水素のガラス面と設置する見えにくい側に大量のメダカの卵が産み付けられており、100個くらいのメダカの卵が採取できたので少々驚きました。
別にメダカがスポンジフィルターに産卵をするのは珍しいことではないのですが、この水槽には結構な水草を植えている状態ですから、あえてスポンジフィルターに産卵をする必要もありませんし、他の水槽ではスポンジフィルターにはあまり産卵してません。
スポンジフィルターもメダカの産卵何処になるけど面倒。
メダカも飼育している水槽ごとに癖や習性があるのかもしれませんが、あまりに大量の卵をスポンジフィルターの裏側に産卵をしているの発見すると、1ヶ月に1回程度の清掃では孵化した稚魚が全て食べられる訳ですから、定期的に採取しても良いですね。
このスポンジフィルターがメダカの産卵何処になるのは結構都合が良くて、消耗品とは言え耐久性がそれなりにあるスポンジですから、長期間に渡って利用できますし、メダカの卵を採取する時も毎日100個単位で採取できるのでしたら効率はとても良いです。
しかし、スポンジフィルターを普段から使っている人ならご存知だと思いますが、スポンジフィルターをメダカの産卵床として使うには、大変面倒であり、毎日スポンジフィルターを水槽から取り出して卵を採集するのは現実的な作業でありません。
水槽の中に両手を突っ込んで、グリグリとスポンジフィルターを2個取り出し、床が濡れないようにタオルでくるんでから卵を手で採取するのは面倒この上ないですし、スポンジフィルターがユルユルになってしまいそうなので、シュロを使うほうが良いです。
スポンジフィルターを産卵床として使う場合は工夫が必要です。
ただ、スポンジフィルターもテトラの商品でしたら、水槽内で角度を変えることが出来ますので、これも両手を水槽の中に入れないといけませんけど、照明でスポンジフィルターを照らしながら卵をうまく採取していけば器用な人なら案外良いかもしれません。
テトラのスポンジフィルターは全商品を使っていますけど、水槽に貼り付けている吸盤が剥がれやすくて、すぐに水槽のガラス面から外れてしまうこともあり、スポンジフィルターをメダカの産卵床としてメインで使うのは工夫が必要になりそうです。