ウィローモスで簡単に増やすメダカの繁殖方法

最近では、気温が高くなってきたので、ゼンスイの水槽クーラーが可動するようになり、水槽クーラーなしの室内の水槽では水温が27度前後までじょうしょうをしている為、メダカが毎日のように産卵をするようになっていますが、毎日凄く元気な魚です。

ただし、屋外のレイアウトが凝ったビオトープとか、かなり大きな水槽や池等での飼育でもしていない限り、そのまま放置していると、メダカの稚魚は卵から孵化した瞬間に親メダカに襲われて食べられてしまいますし、目が動くようになったら一番危険です。

産み付けられた卵の状態の時には、透明な色をしていますので、魚にはなかなか識別ができないのですが、卵も10日以上経過すると、稚魚の大きな目が卵の中で動くようになりそうなると親メダカは餌が動いていると認識して、卵を積極的に襲って食べます。

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ウィローモスで簡単に増やすメダカの繁殖方法。

 

それで、管理者が適切な管理をしないとメダカの稚魚は全く見ることが出来ない訳ですが、水草のウィローモスを使うと簡単にメダカの稚魚を増やすことが出来ますので、水槽の設置場所に余裕がある人であれば、メインの水槽にウィローモスを入れましょう。

一般的に成長をしたメダカのメスは毎日10個から20個位の卵を産卵しますので、それらが全て孵化すれば大量の稚魚が生まれてくる筈なのですが、残念ながら、管理者が意図的に卵を隔離しない限り、稚魚の生存率は限りなく0%になるのが、水槽なのです。

しかし、ウィローモスが水槽の中にあると、メダカの卵の生存率が極端に高くなりますので孵化をする前にウィローモスごと引きちぎって、他の容器や水槽に適当にドボンで入れておけば、水温が25度以上になるシーズンであれば簡単に個体数を増やせます。

 

 

毎週末にウィローモスごと引きちぎるだけの簡単作業。

 

一般的にメダカの卵を水槽から隔離する際には、水槽内を目を凝らしてチェックしながら、スポイトで卵を確保していくんですけど、これが想像以上に面倒というか、手間暇がかかりすぎるので、最初は定期的にやっていても次第にやらなくなる人が多いです。

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また、シュロという、メダカの卵を採取する専用の道具もあるんですけど、これも毎日の作業になることが多いですから、面倒なのでやらなくなる訳ですが、ウィローモスの場合は、水換えの際に適当にちぎるだけでよく、卵の確認もしなくて良いので楽です。

何しろ、産卵中のメダカは自分の子孫を残す為に、ウィローモスの中に突っ込んでいって卵を産み付けるんですけど、更にウィローモスは環境が良いとガンガン成長をして卵を覆い隠す状態になるので、ウィローモスの中には大量の卵が存在するからなのです。

 

 

ダイソーの100円のバケツに水換え時に入れて放置するだけ。

 

基本的にメダカも卵の時にはある程度環境の変化に強いことが多いので、それほどシビアになることはないのですが、孵化寸前の卵の場合、なるべく本水槽と同じ水質、水温のほうが良いことには間違いないですから、水換えの際にやるとかなり効率的です。

具体的にはダイソーで100円のバケツを買ってきて、大体で8リットルの水が入りますので、水作のプロホースを使って、水槽の上面付近のソイルなどに詰まっている汚れを含まない飼育水をバケツに入れ、その中にウィローモスごとぶっちぎっていれます。

得に気にしなくても、ウィローモスは1週間で大繁殖をするくらい増えますし、その中には相当数のメダカの卵が産み付けられているので、適当にちぎって置くだけで50匹、100匹の稚魚が誕生しますので、後は屋外に放置しても20匹位は無事成長します。

メダカの場合、稚魚の生存率を高くしてしまうと、弱い遺伝子を持つ個体が残ってしまうこと、そもそも増えすぎると管理できなくなるので、ある程度は生存率を下げてでも強い個体が残るようにしていくんですが、これでも増えすぎて困るのがメダカです。



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