予算100円でメダカの卵を無限に隔離する方法|シェロとマツモ

5月以降になると、毎日のように卵を産み続けるメダカですから、飼育者が意図的に卵を隔離していけば、それは大量のメダカの稚魚が誕生してくる事になります。

メダカが全く産卵をしなくて困っている人は、実はメダカは毎日ように産卵をしているのに、その卵を全て親メダカに食べられてしまっていないかの確認をしてみてください。

確認方法は、殆どの人の飼育水槽に照明の電源が入るまであろう、午前中の早い時間帯にメダカがくるくる回っていたり、二匹のメダカが寄り添っていたりしていれば、それが交尾になります。

その後に、メダカのお腹には沢山の卵がぶら下がっていたりしていますので、見るだけでも容易に産卵をしているかどうかの確認が可能です。

メダカの交尾や産卵の時間帯というのは、かなり早い時間帯の午前6時位から行われていて、お昼頃になるとその際の卵の殆どは水槽内の水草に産み付けられていますので、明るくなって照明がついている水槽では、全く産卵していないように見えるのです。

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メダカの卵を採取するにはシュロが最もお手軽で簡単。

 

シュロというのは椰子の木の皮を加工して作ったホウキの先っぽのような感じの道具になるのですが、それを水槽内に入れておくと、メダカは好んでそこに卵を産卵する為、卵を採取する目的であれば、シュロがやはり最適であるといえるでしょう。

シュロの場合は、夜間に水槽内に沈めておけば、翌日のお昼までにはメダカが大量に卵を産み付けていますので、それを水槽から取り出して、卵を他の水槽などに移し替えることになります。

しかし、卵をシュロから外していると、その際に卵を痛めてしまうこともあるかもしれませんし、そんな事をするのは面倒だと感じる人も多いため、単純に取り出したシュロをそのまま他の隔離水槽に放り投げておきたい人もいる訳ですね。

実際にその方が極めて効率的です。

シュロが沢山あるのであれば、それを毎日取り替えながらメダカの卵を採取するのが手っ取り早いのですが、そんなに沢山のシュロを持っていないとか、購入すると結構高いので、お金がもったいないと思える人もいるかと思います。

その際には、シュロに変わる、お金もかからなくてメダカが好んで卵を産み付ける産卵床を沢山用意しておけば良いのですが、そのような都合が良いものはあるのでしょうか?

 

 

最も価格の安い無限に用意できるメダカの産卵床はマツモ。

 

実際にシュロと同等の産卵効果があり、その価格も安く毎日用意できて、メダカが毎日卵を産み付けて、その際には卵ごと水槽から取り出して、他の隔離水槽に丸ごと移動させる事ができるもの・・・。

そんな都合の良いものがあるのか?と思われるかもしれませんが、水草のマツモがこの飼育者にとっては最も都合が良いメダカの産卵床になります。

また、価格も100円もあれば数本購入できるくらい安い水草であり、夏場の屋外水槽にマツモを一本放り込んでいれば、一週間後には水槽の中を埋め尽くすくらいの成長をしているのも特徴です。

マツモの成長速度は驚くほど大変凄まじいものがあり、屋外のミナミヌマエビ飼育用の発泡スチロール水槽にいれておけば、あっという間に水槽内を埋め尽くすくらい成長をしているのです。

よって、夏場になると、逆にマツモが増えすぎて困ってしまう事になり、しばらく水槽から離れていると、水槽の中がマツモだらけになっている事も多いため、毎週のようにマツモの駆除をしないといけない事になります。

夏場のマツモは本当にゴミ袋がパンパンになるくらいですから、それを捨てるのが困るほど増え続けるため、それがメダカの産卵床に利用できるのであれば、それをシュロの代わりとして使わないではありません。

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無限増殖するマツモを使って毎日メダカの卵を低コストで採取する。

 

シュロというのは、購入してもそれを増やす事は絶対にできませんが、マツモの場合は一本のマツモさえあれば、あとは夏場であればホテイアオイもびっくりするくらい無限増殖していきますので、それを毎日1、2本程度取り出して、メダカの飼育水槽に放り投げるだけです。

あとは、勝手にメダカがマツモに産卵をしてくれますので、その後はマツモをそのまま取り出して他の隔離水槽に放り投げておくだけであり、あとは気がすむまでそれを毎日繰り返せば大丈夫です。

価格が高くて大量に用意できないシュロからメダカの卵を採取して隔離水槽に移すよりも、卵が産み付けられたマツモをそのまま隔離水槽に放り投げている方が楽である事はだれでも理解できるでしょう。

これを実行する条件としては、毎日産卵床として使い捨てで利用でくるくらいの多くのマツモが必要になるのですが、それ以上に夏場のマツモは増え続けるので、水槽の規模にあったマツモを飼育していれば全く問題はありません。

シュロと比べても価格も極端に安く、冬場でも枯れずに無限に増やす事ができるマツモを利用して、メダカの卵を簡単かつお安く採取できますので、結構お勧めですし、その際に卵が孵化したあとのマツモはそのまま処分すれば大丈夫です。

屋外水槽でメダカが産卵をした卵であっても、デリケートな稚魚と違って移動させても卵はショック死する事などはありませんから、水温が違っていてもそのまま室内水槽に移動させても問題ありませんので、屋外で産卵された卵を、室内水槽のサテライトLに移動させておくと、その後の室内での稚魚の飼育は楽になります。

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