ピンポンパールのような最後のメダカが寿命を迎えそうです

数年前の極端に暑い夏日が続いていて、水槽の中のミナミヌマエビが赤くなって茹で上がってしまうほどに、屋外水槽の水温が異常に上昇した時がありました。

この時に生まれてきたメダカの稚魚というのは、普段のメダカとは異なる形状をしたメダカが沢山いて、それは多種多様な形状をしたメダカが産まれてきたものです。

メダカというのは適正な28度前後の水温を超えるような状態で、長期間において卵が保管されていた場合、一定の確率で通常のメダカとは異なる形状のメダカが誕生してきます。

ダルマメダカと呼ばれる奇形のメダカも、この方法で新しくご自分で生み出すことが可能ですから、運要素が強い為、いきなり誰でも簡単にできるわけではないのですけど、根気よく続けているとちょっと変わったメダカが誕生してくるかもしれません。

 

 

初心者でもベテランで確率勝負なので誰にでもチャンスがあります。

 

逆に言えば、ベテランであってもビギナーであっても、普通の形状ではないメダカを運要素で作り出すことが可能な訳ですから、偶然の産物は普段のくじ運が全てと言ったところでしょうか?

当然、ダルマメダカの体をもっと短くしたい場合は、親メダカの個体にダルマメダカを使ったほうが効率が良いのですが、そうでない場合は一般的なメダカを使っても別に問題はありません。

その辺りを考えると初心者の方に有利なのかもしれませんが、普通の形状ではないメダカの稚魚の飼育は、想像以上に難易度が高いですから、ある程度メダカの稚魚の飼育経験がないとあっという間に全滅してしまいますので要注意です。

普段のくじ運に自信がある人は、今からメダカの飼育環境を用意しておき、今年の夏が異常に暑くなることに期待して、新しい形状をしたメダカの誕生と飼育にチャレンジしても良いかもしれません。

 

 

ピンポンパールのような最後のメダカが寿命を迎えそうです。

 

数年前の極端に暑い夏に偶然誕生したメダカの中に、ピンポンパールと呼ばれている、ピンポン球のような金魚に似た形状をしたメダカが結構いまして、最初はあまり気にしていなくて、単に太っているメダカかと思っていました。

そのピンポンパールのような形状をしたメダカが成長してくると、お腹がピンポン玉のように丸い形状をしていて、ピンンポンパールのメダカ版だな?と思ってこのときもあまり気にしていなかったのです。

その後に、段々ピンポンパールのような形状をしたメダカが寿命を迎えてきて、残り少なくなってきた時に、ああこれはレアな形状のメダカだったんだ・・・と気がつくことになったのです。

その後、増やそうかどうか・・・子孫を残すことができる個体なのかどうか、色々と考えていたのですが、結局そのまま放置していたところ、最近このピンンポンパールのようなメダカがあまり元気がないことに気がつきました。

 

 

メダカが寿命を迎える時はお腹が凹んで水槽の底でじっとし始めます。

 

3年以上生きてきたメダカが寿命を迎える場合、いきなりバタンキューして逆さまになって浮いていくのではなくて、一ヶ月以上にわたって水槽の底であまり動けなくなっていきます。

人間の高齢者も人によっては同じように動けなくなってしまい、第三者の介護が必要になるのですけど、メダカも人と全く同じような状態になってしまうようです。

ただし、メダカの場合は誰も介護をしてくれませんし、自然界ではそのようなメダカは他の天敵に捕食されてしまいますので生き延びることはできないのですが、人が管理する環境であれば寿命を全うすることが可能です。

その際には1ヶ月以上にわたって水槽の底でじっとしつつ、餌を入れるとなんとか頑張って水面まで上がってくるのですけど、段々とお腹がへっこんできます。

そして、完全にお腹がぺったんこになってくると、そろそろ終わりかな?といった感じになります。

 

 

人が管理している環境ではメダカは最後まで寿命を全うできる。

 

今回、ピンポンパールのようなメダカの最後の生き残りが、水槽の底でじっとし始めましたので、そろそろ寿命を迎えつつあるようなのですが、お腹は未だピンポン玉のようにパンパンに張っていますから、これがぺったんこになると少々寂しいものがありますね。

同じような状態にならないように、レアな個体を見つけたら、出来ればなるべく早い段階で繁殖対象として別飼育をするようにしておいたほうが良いかもしれませんね。

最後まで頑張って生きてくれるでしょうから、人が管理しているメダカだけが最後まで寿命を全うできる訳ですから、最後まで見守っていく予定です。