日本に元々生息している為、日本の環境なら冬でも夏でもお手軽に飼育できるのが、我らがミナミヌマエビであり、価格も安くて繁殖も容易なので、どのような水槽であっても入れておくと苔を食べたり余った餌を食べたりと、とても有用です。
ただし、ミナミヌマエビを餌と認識するような魚がいた場合は、あっという間にすべて捕食されてしまいますから、いくら有用なエビと言っても飼育する他の魚とのバランスを考えないといけないのはよくある話。
その場合に関しては、日本原産の最強の淡水エビ、ヤマトヌマエビをチョイスしておけば、よほど獰猛な肉食魚以外は、大きき成長したヤマトヌマエビを襲って食べることは殆どありませんから、そちらのエビを選択することもできます。
ヤマトヌマエビはミナミヌマエビよりも苔をよく食べますし、耐久性も高いですし巨大な大きさなのですが、性格が荒くミナミヌマエビやメダカを当然のように襲うこともあります。
また、苔だけではなく積極的に水草を食べたり、汽水で増えるゾエア型の為、繁殖させるのが難しかったりと、ミナミヌマエビよりも少々扱いにくいこともありますから注意が必要です。
日本で古来から人気の魚は飼育がしやすい金魚。
日本の家庭で飼育されている魚で人気がある魚といえば、メダカも大人気なのですけど、やはり金魚の人気は不動のものがあるようです。
縁日などの金魚すくいで、お子さんが掬ってきた金魚をそのまま飼育しいてたら繁殖していたケースもざらにありますし、ホームセンターでついつい買ってしまうことも・・。
最初は金魚だけを飼育していても段々寂しくなってきて、ペットショップなどにいったらエビが安く売られているので、ついついそれを購入して金魚と同じ水槽で飼育を始める方も多いようです。
しかし、金魚とエビという組み合わせはあまりよくない組み合わせですから、飼育環境や個体差により色々なトラブルが発生することも多く、初心者の方には結構難しい組み合わせになります。
金魚とエビの飼育については、興味がある場合は何度かチャレンジしてみるとよいのですけど、何度も失敗する場合は、この組み合わせは諦めた方が良い場合もあります。
金魚と同じ水槽で飼育しているエビが死んでしまう理由とは?
初心者の方で結構発生するトラブルというのが、金魚とエビを同じ水槽で飼育していたらエビがいつの間にか居なくなってしまった・・・といった話なのですが、この場合はその飼育するエビによってもトラブルの原因が異なります。
例えば、ミナミヌマエビとかレッドビーシュリンプの場合は、金魚の水槽に入れた場合は金魚から餌として認識されることが多く、そのまま食べられてしまいますから、基本的には同居はできません。
金魚は元々雑食性の強い30cmくらいに成長するフナの仲間であることを考えれば、大きさが小さいエビと同じ水槽で飼育できないのはよくわかると思います。
ミナミヌマエビが水草に隠れていても、水草ごと吸い込んで食べてしまいますので、流木を大量に入れるなどしておかないと、金魚にあっというまに食べつくされてしまうのです。
しかし、気性が荒く体も大きいヤマトヌマエビでしたら、よほど大きく成長している金魚でない限り餌になることは殆どありませんので、同じ水槽で飼育できるように感じるのですが、この場合はいつの間にか水槽の底で赤くなって倒れておるケースが多いようです。
飼育に慣れている方であればこのような状態になることは殆ど無いのですけど、初心者の方であれば必ずと言っていいほどこのような状況になりますから、その理由と対策を知っておいて損はありません。
金魚は水を汚す魚であり濾過能力が不足しているとエビは死にます。
初心者の方がよくやってしまう失敗としては、金魚にエビを食べられてしまうトラブルと、金魚は問題無いのにエビだけが次々死んでいくトラブルなのですが、エビだけが死んでいく場合は単純に水が汚れているからです。
金魚はまったく問題無いのだから、別に水も問題無いだろうと思うかもしれませんが、金魚は大変水の悪化に強い魚であり、金魚が生きていられないような環境であれば、他に生き物はまずそこでは生きていけません。
金魚の水槽にエビを入れたら、エビだけ死んでしまう理由は水槽の濾過機能が正しく機能しておらず、本来はもっと強力な濾過フィルターを追加しないといけないのに、金魚に合わせた貧弱な濾過フィルターを使っていることが原因です。
金魚は本当に強い魚ですから、水が汚れても滅多に落ちることは無いのですけど、それは金魚だから耐えれているだけの話であり、エビが耐えれる環境ではありませんから、このようなトラブル発生時には濾過フィルターの追加が必要です。
ただし、金魚の場合は特に水を汚す魚ですから、金魚の場合は頻繁にメンテナンスが必要に成るエーハイムの2213はあまりお勧めできなくなりますので、上部式濾過を強力にするような感じでしょうか?
毎週2213を開けて洗浄してウールを交換するくらいに、頻繁にメンテナンスをできる自信があるのであれば、エーハイム2213を追加しても良いかもしれませんね。