ミナミヌマエビが死んでしまう原因|ドジョウ編

ミナミヌマエビの繁殖を目的とした飼育をしている方からのご質問なのですが、45cm水槽でミナミヌマエビを飼育しているものの、なぜかミナミヌマエビが白っぽくなってすぐに死んでしまうといった状態の様です。

飼育環境は45cm水槽にメダカ10匹、ミナミヌマエビ10匹、ドジョウ5匹、ヒメタニシ10匹を同居させていて、外掛け式の濾過フィルターにて水槽の濾過を行っているとのことであり、エアレーションを行っているのでそれが原因なのかな?といった状態です。

 

 

濾過フィルターの性能が全く足りていないのです。

 

この状況を見れば分かりますが、ミナミヌマエビが死んでしまう原因というのは、明らかに過密飼育が原因であり、濾過フィルターの性能をはるかに超えて水が汚れている為、この中では一番水質に敏感なミナミヌマエビから死んでしまうだけの話ですね。

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ですから、上記環境ではミナミヌマエビの繁殖を行う事が出来ないばかりか、ミナミヌマエビが全滅するのも時間の問題であり、メダカやヒメタニシも恐らくはミナミヌマエビが全滅した後に段階的に落ちていくことになるでしょう。

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水槽用のヒーターを設置しないと産卵はしてくれません

 

あと、この時期になると水槽用のヒーターを設置しておかないと、環境によっては水温が20度を下回ってしまう為、その様な水温が断続的に続いた場合、ミナミヌマエビは冬籠の体制になりますので産卵活動は一切しなくなります。

ヒータがないことをミナミヌマエビが死んでしまうことは特に関連している訳ではありませんが、産卵活動をしないことについては水質汚染だけではなくて水温の低さも関わってきている状態ですから、まずはヒーターを購入した方が良いと言えます。

現在の気候で日本国内の条件の場合、45cm水槽でしたらワイド水槽やハイタワー水槽でない限り、150wのヒーターで問題ありません。

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なぜ、ミナミヌマエビだけが死んでしまうのか?

 

ここである疑問が出てくるかと思いますけど、メダカやヒメタニシ、ドジョウは全く問題ないのにミナミヌマエビだけが死んでしまう不思議な理由について、その原因はミナミヌマエビが一番水質に敏感だからであり、その次はメダカかヒメタニシが死んでいくはずです。

たまたま、早い段階で異変に気がついた為、ミナミヌマエビがだけが死んでしまう状態を見てしまっただけの話ですから、この環境で飼育を続ける場合、対応策としては濾過フィルターを強化する以外に選択肢はありません。

可能であれば、ミナミヌマエビの単独飼育、メダカとヒメタニシの飼育、ドジョウの飼育と水槽を3つに分けておく方が良いのですけど、それが難しい場合は、やはり濾過フィルターを強化しないとミナミヌマエビは間違いなく死んでしまいます。

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45cm過密水槽でミナミヌマエビを繁殖させる為には?

 

この様な過密状態でミナミヌマエビを死なせずに安定して繁殖をさせたい場合、ヒーターが必須になるのは当然なのですけど、濾過フィルターにエーハイム2213を2機ほど設置する必要があります。

ドジョウとヒメタニシ、メダカを隔離してミナミヌマエビだけにした場合は、現在の外掛け式濾過フィルターだけでも問題はありませんが、流石に水を汚しやすいドジョウや大量の餌を食べるヒメタニシが沢山いる場合は厳しいと言えますからね、

対応策といえば、エーハイム2213を1機、2213サブフィルターを1機接続して、水槽用の150Wのヒーターを設置しておけば、この環境でもミナミヌマエビの繁殖は可能になりますけど、メダカを隔離する為にサテライトも必要になる感じでしょうか?

限界を超えた飼育は出来ませんから、濾過フィルターを強化するか水槽を分けるかのどちらかの選択をすることになり、それができない場合は、残念ながらドジョウ以外の生き物はいなくなる可能性が高いといえます。

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