3年以上生きたメダカの介護を方法|最後まで寿命を全う

メダカの飼育をしている人であれば、飼育しているメダカの寿命についてもいろいろと気になる人が多いかもしれませんが、そちらについては個体差と環境が大きく影響する為、必ずメダカの寿命はこの位ですとはなかなか言えません。

自然界のメダカであれば、寿命まで生き残ることができる個体は本当に僅かでしょうから、その多くのメダカの寿命が1年以内になるのでしょうけど、人が隔離して飼育しているメダカの場合は飼育者の管理と愛情に依存する事になります。

たかがメダカの飼育と寿命の話ですけど、小さな命でも最後まで面倒を見る考え方はそのまま対人での対応時にも現れてきますから、メダカといえど侮ることが出来ません。

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メダカの飼育と実際にやっていることの矛盾について。

 

確かに、メダカを最後まで責任を持って育てるのは良いことなのですけど、その裏では稚魚の時点で選別をしたり、強い個体を生み出す為に意図的に過酷な環境下で飼育や繁殖をすることもよくあります。

これは、メダカを最後まで愛情を持って育てましょうという意見とは真っ向から反対する飼育者の振る舞いであり、やっていることと話していることが矛盾しているのでは?と感じるかもしれませんが、残念ながらそれが当たり前で避けることが出来ません。

メダカの場合、適正な水温と光量であれば大量の卵を毎日産み付ける訳ですが、それは殆どの卵やその後に生まれてくる稚魚が生き残れないからそうしている訳であり、それらの個体すべてを育てることは出来ません。

ただし、選別が終わった後の個体については、出来れば最後まで寿命を全うさせるくらいの安定した飼育をした方が良い訳ですし、選別から漏れてしまったメダカは他の魚の餌になることも普通にあります。

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自然界の選別作業を飼育者が行うことに何ら問題はありません。

 

メダカの場合は生まれた時から殆どその運命が決まっていますので、飼育者に気に入られたメダカの個体のみが寿命まで全うできる個体であり、それ以外の個体は残念ながらかなり早い段階で命を終える運命にあります。

すべての命を大切に・・・となると宗教的な話になりますから、多分殆どの人からまともな相手はされませんので、この部分が気になる方でもメダカの飼育者は命を大切にしないとか、そのような主張はされない方が無難です。

生き物の選別自体はどのような業界でも行われていますし、本来自然がやっている作業を人間がやっているだけですから、それまでおかしいとなると、もはやすべての生き物の飼育すらできなくなってしまいますし、食事もベジタリアンにならないと話の整合性が取れなくなりますからね。

動物愛護団体の人たちが何事もなくハンバーガーを食べているのをみれば、極端な生類憐みの令のような主張や意見を持っている人たちは、結局は営利活動でやっているだけであり、お金だけが目当てであると思われても仕方がありません。

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3年以上生きたメダカから段階的に要介護状態になってきます。

 

どんなに最適な環境を用意して、卵や稚魚の頃から愛情を持って育てているメダカであっても、その寿命はプレコやナマズのように10年以上生きることはなくて、長く生きた個体であっても5年前後の寿命になるのではないでしょうか?

人間でもそうですが、その生き物が限界まで生存できる年数というのは個体差や食事などの差が大変大きく、長期間にわたって長生きができるような環境で過ごしている必要があります。

メダカの場合、私の環境で言えば大体3年以上はどの個体も生きてくれますし、早く寿命を迎える個体の場合は2年目でその寿命に到達しているようです。

そして、寿命が近くなった個体になるとそのメダカは3cm以上に成長した立派な体がだんだんやせ細ってきて、上手く泳げなくなり立ち泳ぎをしたり、水槽の底でじっとしたりしてくるので、水槽を毎日観察しているとよく分かります。

やはり、3年以上にわたって水槽の中で飼育してきていますし、卵の時点から育てているメダカたちですから、最後の要介護が必要になって上手く泳げなくなった個体も最後まで育てていきたいと思うのが本音です。

水槽の底で横わたっていても、水槽に餌を入れると水面を見上げて何とか必死で泳いで餌を食べようとしているメダカを見てると、とても健気で勇気をくれたりするものですが、この場合はどのような対応をすれば良いのでしょうか?

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3年以上生きた要介護が必要なメダカの最後は何もしないことです。

 

寿命に到達していて1ヶ月前は悠々と水槽を泳いでいた3cm前後のメダカが、段階的に水底で横たわっているのを見ると、ネットで掬って他の水槽やサテライトに隔離をして飼育をしたいと思うかもしれませんが、それは逆効果になります。

メダカが3年以上にわたって生きている環境自体、それは殆ど完成された環境ですから、そこから移動させるとストレスを与えることになり寿命が縮む恐れもありますし、最後まで育ててきた水槽で泳がせておいた方がメダカも喜んでくれそうです。

注意点としては、横わたっているメダカを襲うような魚やエビを水槽に入れないことですけど、普通の人はそのような生き物を水槽に入れていないでしょうから、これまで通りに若干ん注意しながら飼育を続けていくと大丈夫です。

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