最近、庭で飼育している金魚がいなくなる相談を受けていた人の原因を調べてみれば、実は犯人はカラスだった・・・衝撃的な事実が分かったわけなのですが、カラスは大変知能が高い鳥で組織的に活動しているので、目をつけられると本当に厄介です。
ただし、カラスが金魚の水槽を襲って、金網等の鳥よけを取り外してから金魚を襲っているのがわかった時点で、水槽の上においている金網の上に植木鉢や水を入れたバケツを置いておけばよいだけなので、それでカラスが水槽を襲うのを防ぐことが出来ます。
いくらカラスが知能が高いと言っても、植木鉢や水が入ったバケツをひっくり返すことは出来ませんし、水槽を破壊する事もできませんから(多分・・・)、それで大切な金魚をカラスから守ることが出来ますし、ネコやイタチからも守ることが出来ます。
そのうち、カラスの中でも極端に頭の良い個体が出てきて、水槽を破壊したり、植木鉢をひっくり返すような状況になるかもしれませんけど、現時点では水槽の上に金網を置き、その上に植木鉢を置くことで金魚はカラスから確実に守られています。
メダカやミナミヌマエビはカラスに襲われないのか?
ご相談に頂いていた方が庭で飼育していた金魚が水槽の上においていた金属の金網を取り外されて、ごっそりといなくなってしまった事件の犯人は、悪質な人間のいたずらではなくてカラスが犯人だったんですけど、メダカやミナミヌマエビはどうでしょう?
実は、メダカやミナミヌマエビと言うのは、タガメとかヤゴ等の屋外に水槽に侵入してくる天敵に該当する侵入者の攻撃にはとことん弱いんですが、大型のネコやイタチ、サギやカラス等からはエサとして狙われることは先ずありませんので安心です。
恐らく、メダカやミナミヌマエビは小さすぎて、これらの大型の天敵からはエサとして見られていないのだと思いますし、白メダカやヒメダカであっても天敵の魚からはエサとして襲われますけど、大きな鳥や哺乳類からは襲われる心配はありません。
よって、メダカやミナミヌマエビの飼育をする場合、特に大型の鳥やネコ等から襲われる心配はまったくないので普通にビオトープ等で飼育することも出来ますし、ろ過フィルターもエサも必要なので、ダイソーのバケツさえあれば何処でも飼育可能です。
メダカやミナミヌマエビも金魚からは襲われますので要注意。
屋外で飼育をしているとあらゆる天敵からエサとして狙われる事が多い金魚なんですけど、メダカやミナミヌマエビと同じ環境で飼育していると、それらを全て襲って食べてしまいますので、これが世の中の食物連鎖をそのまま表している感じでしょうか?
成長した金魚は雑食性でなんでも食べますし、水草に隠れているミナミヌマエビも水草ごと吸い込んで食べてしまいますし、メダカも追いかけ回してあっという間に食べてしまいますから、金魚は通常は金魚同士で混浴をさせて飼育をしていきます。
カラスには襲われないメダカやミナミヌマエビが、金魚から襲われてしまって餌になり、その金魚がカラスに襲われてしまって餌になるのは、なんとも言えない理不尽さがあるんですけど、飼育者がキチンとした対応をすれば全て防げる話になります。
最初は何度か失敗しながら飼育と繁殖を繰り返していくことになりますので、例え不慮の事故で全滅をしたりしても諦めずに何度でもチャレンジをしていき、メダカやミナミヌマエビ、金魚の飼育と繁殖をしていけば、知識も経験もついてくる事になります。