ゴールデンウィークを過ぎる時期になると、金魚が一斉に産卵を開始し始めますので、水槽の中には大量の金魚の卵が水草に産み付けられていて、多くの稚魚が孵化をし始めることになるのですが、金魚の繁殖はメダカよりも容易なので結構おすすめです。
メダカを飼育していて、何回チャレンジしても飼育や繁殖が上手く行かない人の場合は、思い切って金魚に変更をすればアッサリと大量に卵から稚魚を孵化させることが出来ますから、興味があれば金魚に変更してみるのは十分ありだと思います。
ただし、金魚はミナミヌマエビと同じ水槽では飼育ができないことや、かなり大きくなること、寿命が長いこと、水を汚す事が多いので個体数が増えてくると屋外飼育でもろ過フィルターやエアレーションが必要になる為、若干手間暇がかかります。
また、金魚は色が目立つ上にサイズがお手頃なので、鳥や哺乳類から狙われることも多くて、余程広い池で飼育している金魚は別でしょうけど、発泡スチロール等で飼育している金魚は天敵に狙われやすくなるので、十分に注意して飼育をしていきます。
金魚の稚魚のエサは一体何を与えれば良いのか?
それで、今年始めて金魚が産卵をして小さな稚魚が水槽に沢山いるのをみて驚いた人から相談を受けることが多いんですが、金魚の稚魚に与えるエサは一体何が良いのか?といった話になるんですけど、一番良いエサは例外なくブラインシュリンプになります。
ただし、ブラインシュリンプをエサとして孵化させるためには、ある程度の知識と道具が必要になりますので、金魚の稚魚の餌に何を与えたら良いのか分からない人にはかなり敷居が高くなりますから、ブラインシュリンプは適切なエサではありません。
金魚の稚魚の場合、金魚の餌を粉末状にして与えると、元気よく食べてくれますけどメダカの稚魚の飼育で使っているエサをそのまま与えても効果的に育てることが出来ますから、メダカの稚魚の餌か半生のメダカの餌を粉末にして与えるのがお勧めです。
ブラインシュリンプと言うのは、学研とかの雑誌についてきていたシーモンキーの卵が孵化したばかりの状態のプランクトンのことであり、ヨーサックと呼ばれているオレンジ色の栄養価の高い袋をお腹につけているのが特徴的なプランクトンです。
金魚の稚魚の飼育は簡単でもメダカのように増やせない。
金魚の稚魚の飼育自体は、メダカの稚魚よりも簡単で、成長も早くて水の汚れにも強いんですが、金魚の場合はメダカよりも格段に大きく成長してしまいますので、全ての稚魚を育てようとするとあっという間に水槽がパンクしてしまうことになります。
欲しい人がいれば金魚の稚魚をある程度育ててから、金魚掬いの金魚くらいのサイズにすると、簡単には死ななくなりますので、ご近所のお子さんや高齢の夫婦などがいれば喜ばれるかもしれませんが、個人で育てる場合は必ず限界値に達してしまいます。
金魚は大変丈夫で飼育も繁殖もしやすい魚なのですが、メダカよりも遥かに大きくなる魚ですから、趣味レベルで庭で飼育をしている人には若干扱いが難しい魚になりますので、稚魚の飼育に関してもメダカほどは積極的にされている方は少ないようです。
金魚が大好きで、増えすぎる金魚のために特別な住宅を用意できたり土地を確保できる人なら別でしょうけど、普通の一戸建てやマンションで金魚を繁殖させていると、メダカやミナミヌマエビのようには扱えなくなる状態になることだけは要注意です。
稚魚も育てやすく増やしやすい金魚の飼育にチャレンジしてみて下さい。