餌も与えているのにメダカの稚魚が死んでしまう|前編

すでに本日で6月も終わり7月ですから、メダカの産卵活動はとどまるところを知らない状況になっているはずですし、水槽の中では毎日大量の卵をメダカたちが水草などに産卵しているはずです。

メダカの個体数を増やしたい場合、管理者が卵を他の水槽に隔離しておけば勝手にメダカの稚魚が誕生してきますから、その後は稚魚用に細かく粉砕したメダカの餌を毎日多めに与えているだけで勝手に成長していきます。

ただ、沢山誕生していたメダカの稚魚たちがいつの間にやら殆どいなくなっていて、数百匹くらいいたのに、気がついたら10匹程度しかいなくなっていたと言った状態になることもよくあります。

そのような状況になり困ってしまった人のために、餌も与えているのにメダカの稚魚がいつの間にか死んでしまう原因と対策について確認していきたいと思います。

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メダカの稚魚で最も多い原因は餌が足りない餓死です。

 

メダカなどを飼育していて初心者の方が死なせてしまう最も多いトラブルの代表が餌のやりすぎで水槽の水質が悪化してしまったパターンなのですけど、メダカの稚魚の場合は反対に餌が足りなくて餓死してしまうことがよくあります。

また、メダカの稚魚が食べれないような大きめの餌を大量に与えている場合、餓死と水質悪化が同時に影響することもありますので、粉末状にしたメダカの餌とかブラインシュリンプを適切に与える必要があります。

餌として一番良いのがブラインシュリンプなのですけど、コストや手間暇のかかり方が他の餌と比較して半端ではないため、一般的に商業的価値が低くて容易に増やすことができるメダカの稚魚の飼育に使われることはありません。

インペリアルゼブラプレコなど、商業的価値が高くて、稀少性の高い魚の稚魚の飼育には、ほぼ100%の確率で餌として手間暇がかかるブラインシュリンプが積極的に使われています。

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適切に餌も与えているしミナミヌマエビもいるのに死んでしまう?

 

餌のやりすぎであるとか、餌が足りなくて餓死してしまう件に関しては、初歩的な問題ですから、飼育にある程度慣れてくればこのようなトラブルに巻き込まれることはないのですが、ある程度経験がある人でも、なぜかメダカの稚魚の大半が死んでしまうことがあります。

水槽の中には100匹くらいのメダカの稚魚がいたのに、いつの間にか10匹前後まで少なくなっている場合であり、水槽の大きさも適切で餌もきちんと稚魚の成長に合わせて与えていたのになぜか死んでしまう・・・。

このような場合、水の汚染を疑う人もいるかもしれませんが、調べても水質には問題がなくて、同居しているのはミナミヌマエビですから、よほどのことがない限りメダカの稚魚を襲って食べることはありません。

水槽の容量に合わせてメダカの稚魚の個体数は程度な数に自動調整されるわけですから、水槽が小さいのかといえば決してそうではなくて、100匹前後のメダカでしたら成長してもなんとか飼育できる大きさの水槽で死んでしまう訳なのです。

その原因と対策について、一体どうすれば良いのか?

次回に続きます。