4月頃から毎日産卵を繰り返しているメダカたちですから、その卵を定期的に隔離している場合、数百匹はおろか、数千匹のメダカの稚魚が既に誕生していることになる訳です。
しかし、増えすぎたはずのメダカについては、実際には本来存在するべく数千匹単位のメダカの稚魚は存在しておらず、せいぜい数百匹単位でしか現在は確認できなくなっています。
増えすぎて困っていても、いつの間にか殆どが居なくなっているメダカの稚魚達ですが、500匹前後のメダカの稚魚を発泡スチロール水槽で飼育したらどうなるかについてご説明したいと思います。
発泡スチロール水槽で500匹前後の稚魚を飼育。
屋外に設置した横幅50cm、奥行き30cm、高さ20cm位の一般的な鮮魚を梱包している発泡スチロールを水槽として、その中に赤玉土を敷き詰めて、メダカの卵を大量に隔離することにします。
それを毎日繰り返すことによって、大体500匹位のメダカの稚魚がその水槽の中で孵化する感じになるのですが、こちらの数については大まかな計算ですから、正確に500匹という訳ではありません。
毎日50個くらいの卵を捕獲していますので、大体10日間くらい続ければ、おおよそ500匹くらいだろうといった感じですから、実は400匹とか、600匹といった数字になっている可能性もありです。
発泡スチロールについては、築地市場の関係者の方から無料で頂いたものですから、水槽の予算は0円であり、赤玉土だけ198円位かかっていますから、低予算で運用している水槽です。
大量の卵をどんどんこの水槽に隔離している最中にも、メダカの稚魚はどんどん孵化してきていて、確認すればイワシの大群が泳いでいるかのごとく、水槽全体にメダカの稚魚が確認出来る状態になっていました。
500匹のメダカの稚魚は水槽の大きさに合わせた個体数になります。
その後、メダカの稚魚が孵化していく状態に合わせて、キョーリンの金色パッケージのメダカの餌を粉末状にして毎日多く与えることにしていますので、餌の問題は心配ありません。
また、大量に与える餌の食べ残しを処理するために、我らがミナミヌマエビも水槽に投入していますので、ミナミヌマエビの稚エビもこの水槽からは沢山誕生することになります。
メダカの稚魚が死んでしまう原因の多くは餓死ですから、それさえ問題ないような対応をしておけば、通常はメダカの稚魚が死んでしまうことはないのですが・・・。
最初の頃はまだ孵化した稚魚の数がそれほどでもなかったのですが、殆どの卵が孵化してきている時点で、既に水槽のキャパシティを大幅に超えており、そうなると自然と弱い個体から落ちていきます。
そのため、本来は500匹の稚魚が泳いでいるはずの水槽であっても、いつの間にやら100匹程度に落ち着いていて、さらにメダカの稚魚が成長した場合は、個体数が80匹、50匹といった感じで、どんどん少なくなる仕組みです。
強い遺伝子を持つ個体を楽々選別できるのもメダカ。
より強い個体のみを残す場合、この飼育方法が最も手間暇がかからないのですけど、誕生してくる全てのメダカを育てたい場合は、水槽の容量を大きくする、すなわち水槽の数を増やすしかありません。
選別はかわいそうとか、全てのメダカを最後まで育てたい人の場合、無限に水槽を用意しないといけなくなりますので、そうなった場合、かわいそうといった価値観は最終的に破綻することになります。
水族館クラスの設備があっても、無限にメダカを増やしていれば必ず水槽容量が足りなくなる訳ですから、定期的に販売するなどしている業者でもない限りは、全ての個体を育てることなどできない訳なのです。
メダカの稚魚を育てる場合、どれだけ沢山の卵を隔離しようが、どれだけ沢山の稚魚が孵化していようが、必ず水槽の大きさに合わせた個体数しか育てることはできませんから、より多くの個体を育てたい場合は、水槽を追加するしかないということになります。
屋外水槽の場合、赤玉土を敷き詰めている水槽であれば、メダカが増えすぎて全滅してしまうことはまずありませんので、強い個体を残したい場合は、どんどん卵を追加していけばあとは勝手に選別が終わります。