屋外でメダカの稚魚を育てる際の最大の注意点

今年の7月は気温がかなり下がっているようなので、人間的には過ごしやすい環境になっていますが、メダカに関して言えば、水温が25度を超えている時点で繁殖シーズンであることに変わりはありませんので、毎日のように産卵活動を行っている状態です。

そこで、メダカの繁殖を行う場合、室内で育てている稚魚は頻繁に餌を与えないとすぐに餓死してしまいますから、仕事が忙しい人等は特に安定した飼育が難しくなりますので、屋外で放置飼育をしている人も多いのですが、屋外なら簡単に稚魚を育てれます。

屋外にある程度の水をためて太陽の日が当たる場所に設置しておくだけで、強烈な太陽光が水槽内に自然にプランクトンや微生物を発生させ、更には水を綺麗にろ過してくれますので、餓死が最大の要因であるメダカの稚魚の飼育をする環境としては最適です。

 

 

屋外でメダカの稚魚を育てる際の最大の注意点。

 

それで、大量の発泡スチロールやダイソーの100円バケツを用意して、その中で稚魚を育てている人も多いかとは思いますし、その予定を検討している人もいらっしゃるかと思いますが、その際には稚魚を育てる水槽がどんどん増えて行く傾向にある訳です。

更には、屋外ではメダカの稚魚の放置飼育が可能になりますので、水槽も殆ど気にせずに気にしなくなることも多いのですが、その際にはとある重大な問題が発生することが多いので、特に注意しておかないと、後で色々と大変な事になるので注意が必要です。

とある重大な問題とは、屋外で水温が25度を超えている夏場の時期にバケツや発泡スチロール等に水を入れて放置していると、それは蚊にとって最大の繁殖場所になってしまい、水槽内には常に大量のボウフラが発生して冬までその状況が続く事になります。

 

 

メダカの稚魚しかいない屋外の水槽は蚊を呼び寄せる。

 

屋外で放置している水槽というのは、日本中どこでも存在している人類最大の天敵の一つ、蚊にとっては最高の繁殖場所になりますので、通常はメダカやドジョウ、金魚などを水槽に大量に入れて、蚊の幼虫であるボウフラを餌として積極的に捕食させます。

これは蚊が水槽によってきて産卵を行うのは仕方がないけど、その後に水槽内で卵から孵化したボウフラを積極的に襲わせて水面に登って蚊に変態させないようにする生物駆除の方法であり、特にメダカはボウフラを見つけたら凄まじい勢いで襲って食べます。

しかし、いくらメダカでも稚魚の時にはボウフラを襲って食べることは出来ず、稚魚がボウフラを食べれるようになるまで最速でも3ヶ月以上は必要なので、稚魚しかいない屋外の水槽はボウフラだらけになってしまい、水質が悪化して稚魚が全滅もあります。

 

 

屋外のメダカの稚魚水槽をボウフラから守る方法は?

 

屋外でメダカの稚魚を放置飼育していると特にボウフラが発生しやすくなり、放置しておくと蚊の発生源になってしまいますので、一戸建てなら家の周辺、マンションなら自宅のベランダから大量の蚊が常に飛び回ることになり、衛生上もよろしくありません。

そこで、その対策方法になるんですが、屋外のメダカの稚魚の水槽は殆どの確率で濃度が濃い目のグリーンウォーターになってしまいますから、ボウフラが底で発生しているのがわかりにくいこともありますので、慎重にプロホースで底の水を吸い上げて交換。

注意点としては、メダカの稚魚が底にいる場合、プロホースで吸い込んでしまう可能性もありますから、吸い込みの水量を弱めにしないといけませんから、通常よりも時間がかかりますが、これをしておかないとボウフラ地獄になりかねませんので必須です。

 

 

水作のプロホースと防風ネットで稚魚水槽を蚊から守る。

 

見た目はイマイチになりますけど、ダイソーで売られている防風ネットで屋外のメダカの稚魚水槽を覆って蚊が産卵できにくくする方法があり、ホームセンターで売られているより目の細かい防風ネットで水槽を防護すると、蚊の産卵を防ぎやすくなります。

水作プロホースで定期的に稚魚水槽の底の水をボウフラごと吸い上げて変態前に駆除をする方法、更には防風ネットで水槽を防護して、産卵をさせない方法がありますが、プロの業者などはビニールハウス内で蚊が入ってこれない状況で稚魚の飼育をします。