初めての水槽購入は淡水と海水のどちらが良い?

これから水槽を購入する場合、最初に決めないいけないのが、淡水と海水のどちらを選ぶかということであり、その中間である汽水に関しては、普通の人は選択することはありませんから、何を飼育したいのか?によって、購入する水槽そのものが変わります。

よくあるのが、商業施設などに海水魚のクマノミ等と淡水魚の金魚等を同じ水槽で展示していることがあり、それを見た人は金魚とカクレクマノミやイソギンチャクは同じ水槽で飼育できると勘違いしてしまうんですが、アレは特別な環境なので例外なのです。

ですから、何を飼育したいのか?によって、水槽や飼育器具が大きく変わってくるんですけど、淡水と海水については全く環境が異なりますから、最初に飼育する生き物を決めてから水槽を購入するべきで、何を飼育したいのかわからない場合は淡水がお勧め。

 

 

初めての水槽購入は淡水と海水のどちらが良い?

 

初めての水槽購入をする場合、個人的にお勧めになるのが淡水環境であり、その理由は海水水槽は若干飼育難易度が高くなることもあるんですけど、何かにつけてお金がかかりますので、金銭的に余裕があり何度失敗しても大丈夫な人以外はお勧め出来ません。

淡水、海水にかかわらず、初めて立ち上げた水槽というのは、必ず何度も魚やエビを死なせてしまったり、何度も全滅をさせてしまいながら、どうしたら良いのかを覚えていくものですから、いきなり初心者の人が完璧な飼育をするのはとても難しいのです。

その点、淡水魚の場合、適当に水道水からカルキを抜いて、その中にメダカや金魚、エビなどを適当に入れておくだけでも、屋外の環境なら普通に飼育できますし、水槽や飼育器具にかけるお金、その後の運用コストなども海水と比較するとかなり安いです。

 

 

海水水槽には水槽クーラーが必須になる事を覚えておく。

 

海水水槽では、最も高額な飼育器具と言われている、水槽クーラーがほぼ必須になることが多く、小さな水槽であるほどその傾向が強くなりますし、気温が40度前後まで上昇する日本の夏場であれば、常温であれば海水魚は生きれないことが多いのです。

水槽クーラーで水温を28度以下にしておけば全く問題ありませんが、メダカや金魚などとは異なり、多くの観賞用の海水魚は水温が35度を超えてしまうと落ちてしまいますので、水槽クーラー及び水中ポンプ、外部式ろ過フィルターが必要になります。

ホームセンター等で小型水槽でカクレクマノミやテッポウエビ等を展示していることがよくありますが、アレはホームセンターは室温が真夏でも25度位で空調管理されている環境であるからで、自宅の部屋の室温をエアコンで常にそうできるなら大丈夫です。

 

 

強力な照明やろ過フィルターやソルト等も必要になります。

 

海水水槽を初めたい人の場合、クラゲの飼育やサンゴの飼育をしてみたいって人が結構多いんですが、実はクラゲは飼育難易度が高く大きめの水槽が必要になりますし、サンゴに至っては簡単そうに見えて実は、飼育難易度はかなり高い生き物なので要注意。

特にサンゴの場合、ミドリイシ系のサンゴは強力な照明が必要になるので、かつては水槽での飼育は難しいと言われてきたんですが、最強系の照明であるメタハラの登場により、強力なろ過フィルター、水槽クーラー等と併用することにより可能になりました。

淡水と海水の決定的な違いですが、それは誰もが知っている海水には塩分が含まれているということであり、水換えの際にもソルト(海水の素等)が必要になり、比重計で計測しながら海水を作らないといけず、初心者の時には何かと面倒が多くなります。

海水魚は見た目がとても綺麗な魚、エビが多く、動きもコミカルな生き物が多いですから、何かと気になってしまうかもしれませんが、海水魚の飼育はより大きめの水槽、ろ過フィルター、水槽クーラー、ワンランク上の照明が必要になり、お金がかかります。