アクアリウムを始めたい初心者|最初に飼育を行う個体選別が重要

最初は誰しもが初心者な訳ですから、その時はなんだかよく分からなくてホームセンターで水槽セットなどを購入して、お子さんがお祭りで持ち帰った金魚の飼育を勢いで初めてしまう様な人も結構多いのではないでしょうか?

アクアリウムを始めたきっかけは、ほんの些細な事だったと言った人も多いのでしょうけど、その中から魚やエビの飼育をする事に興味を持ち、更には魚やエビの繁殖まで成功する様になった人になると、段階的に本格的な飼育設備が増えていく事になります。

そこで何が重要になるのかといえば、最初に飼育をする魚やエビをどれにするかによって今後の状況が大きく変わる事が多いですから、始めが肝心といった有名な言葉の通り、最初に選択を間違えると後で面倒な事になる場合もあります。

 

 

長期的なアクアリウムをしたくないのであれば難しい個体を選ぶ。

 

何となく始めたアクアリウムによる魚やエビの飼育なのですが、最初はうまくいかない事が普通ですから、殆どの人が何度も個体を落としてしまったり全滅させてしまったりするのが普通です。

最初から完璧な飼育ができて、完璧に繁殖まで到達できる人の方が不自然なくらいですから、トライアンドエラーで失敗を学びながら人は成長をしていく事になるのです。

ここで、最初に飼育を始める魚とかエビが極めて耐久性が高い種類の場合は、誰が飼育をしてもよほどの事がない限り安定して成長して繁殖まで行きますので、今後はアクアリウムを続けたくない方はあえて難易度が高い種類を選択するのもアリです。

当然ですが、難易度が高い種類の魚やエビになるほど、初心者の方では早ければ水あわせに失敗をしてしまって当日に全滅する事も普通ですから、それでアクアリウムを諦めても別に悪い事ではありません。

 

 

人間はやりたくない事を辞めるときには理由と言い訳が必要。

 

家族や友人などの影響で自分の意思とは関係なくアクアリウムに手を出さないといけないといった事情の人には、その様な事前に失敗する事を予測した上で飼育をするといった解決策も一つの手段になりますね。

人は何かを辞めるときには、その理由や言い訳を欲しがるものですから、あなたに勧められて始めたアクアリウムだけれども、すぐに全滅したのでもう止めますといった感じで終了させても何ら問題はありません。

例えば、飼育と繁殖がある程度容易と言われてるレッドビーシュリンプであっても、初心者の人がいきなり飼育を始めたら、一週間以内に全滅するのが当たり前の世界なのです。

 

 

ポテンシャルが高くてあらゆる環境に対応出来る魚の飼育は長期戦。

 

お祭りの金魚すくいでお子さんが掬ってくる金魚というのは、金魚の成長を制限するために餌もろくに与えられず過酷な環境下で雑に扱われている個体が殆どですから、健康状態は決して良いとは言えません。

金魚というのは本来成長が早くてメダカなどと比べると巨大になるフナの特殊個体を固定した魚ですし、年中産卵をしている訳でもありませんので、金魚すくいの様な小型の金魚が年中入手可能な時点で何か理由があるのです。

金魚自体がものすごくポテンシャルが高い種類の魚であり、耐久性能も高くて汚れた水や高温、低温といった温度変換にもつよくあらゆる場所に順応に対応できるため、結構な確率で初心者の方が飼育をしても安定して育っていきます。

エアレーションもなしで、照明もなし、水換えは水道水をドボンでも普通に泳いでいるのが金魚ですから、これを他の魚でやってしまったらあっという間に落ちてしまうでしょう。

金魚を飼育する場合は、長期戦になるのを覚悟の上でそれなりの飼育環境を用意するか、屋外に大きめの水が入る容器を用意して、あとはそのまま放置飼育をしても構いませんが、猫や鳥に狙われますから環境によっては注意が必要です。

 

 

メダカや錦鯉は鳥や猫に餌として認識されないけど金魚は別。

 

メダカやミナミヌマエビの場合は屋外水槽で飼育をしていても、サイズが小さいですから鳥や猫に襲われる事はないのですが、金魚の場合は色が目立ちますしサイズも大きくなる為、餌として認識される事が多いのです。

錦鯉くらい大きな魚であれば、猫や鳥に襲われる事はありませんが、成長した金魚の大きさは餌としては申し分がないサイズになりますから、小さな屋外水槽での飼育はネットなどの設置が必須になります。

ただ、あえて猫や鳥に金魚を狙って欲しい人はこの限りではありません。

初めてアクアリウムに手を出す場合は、水槽といった大きくて設置後は動かせない飼育設備が必要になるのですから、将来的にどのような飼育をしたいとかを考えてからある程度慎重に始めた方が良いかもしれません。

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一度飼育や繁殖の楽しさにハマってしまうと、その後は水槽地獄に陥る事もありますので、次回にご説明します。