家庭用の小さな水槽であっても、水族館のような巨大な水槽であっても、必ず日々の定期的なメンテナンスが必要になってくる為、それができないようであれば室内水槽ではなく屋外水槽に専念をされたほうが結果的に良くなる事が多いようです。
メンテナンスをしないとどうなるのかと言えば、濾過フィルターが目詰まりをして濾過機能が正しく機能しなくなり、水草は枯れてしまって、水も蒸発しつつ、水槽内の魚やエビが全滅してしまうといった状態になります。
ただし、状況次第ではミナミヌマエビでしたら、完全に室内水槽で放置している状態でも強く生きていく事が可能ですから、やはり最強伝説はミナミヌマエビが筆頭になるのかもしれませんね。
ミナミヌマエビというのは、エーハイム2213の濾過フィルターの中に吸い込まれても、その中の光が入らない濾過槽の中で成長して繁殖するくらいのタフさがあります。
これが他の魚でしたら、濾過槽の中ですぐに死んでしまいますからこうはいきません。
水槽の日々のメンテナンスにあれば便利なものとは?
水槽のメンテナンスというのは、毎日やる必要はなくて、1週間に一回とか、2週間に一回、1ヶ月に一回の割合でやっても全く問題はなくて、飼育している環境や飼育者の都合に合わせて行えば大丈夫です。
ただし、シビアな生体を飼育している場合は、特殊な管理方法が必要になる事もありますから、その場合は専門的な飼育方法を採用したり、大変な手間暇をかけて飼育をしないといけなくなります。
基本的に、日々の水槽のメンテナンスというのは濾過フィルターの定期的な掃除であったり、水換えであったり、餌やりであったりと色々とやることはあるのですけど、室内水槽に限って言えば水槽のガラス面の汚れやパイプ類の汚れの除去も重要なメンテナンスの一つになります。
どのように丁寧に管理されている水槽であっても、しばらく飼育をしていると必ず水槽内や水槽内のパイプやホース類に苔が付着してきますから、こればかりは飼育者が除去するしかありません。
濾過フィルターにエーハイム2213をご利用の方でしたら、最初はピカピカだったホースやシャワーパイプ、ナチュラルフローパイプも、使用して1ヶ月も経てば表も裏もヌルヌルになっていたり、苔だらけになっていたりするはずです。
水槽内に発生する苔についてはピンクラムズホーンで対策。
飼育者が自分で掃除をしなくても、自動的に苔を除去する方法としてはピンクラムズホーンなどを入れておけば、積極的に水槽内の苔を食べ尽くしますから驚くほど苔が付着しなくなります。
しかし、ピンクラムズホーンの場合はその卵をガラス面に大量に産み付ける為、水槽内の見た目があまり良くないといった問題も合わせて発生します。
また、一度ピンクラムズホーンを繁殖させてしまった水槽では、どんどん繁殖していき個体数があっという間に増えてしまって、後々完全に除去しようとするとそれも難しくなる場合もあります。
水槽内に発生する苔を強力に食べてくれるピンクラムズホーンについは、環境が安定していると爆発的に増え続けるし、ガラス面に卵を大量に産み付けるので見た目があまり良く無いといった問題も出ますから、あえてピンクラムズホーンを採用しない人も多いので導入には注意しておきましょう。
ティッシュを使うと簡単に汚れを取ることはできるのですが・・・。
ミナミヌマエビやピンクラムズホーンを適度に水槽に入れておけば、苔の発生を抑制してくれて、やり方によっては水槽内の掃除は殆どしなくても良いくらいに安定した管理をする事が可能です。
しかし、それでも限界はありますので、一定以上の状態になった場合はどうしても管理者が水槽内に手を突っ込んで掃除をしないといけないのですが、この時にティッシュなどを水槽内いれてゴシゴシしていると、細かな破片が水槽内を漂う事になります。
トイレにティッシュは流してはいけませんと言われている通り、水でも容易には溶けないようになっている為、できれば水槽内に入れないほうが良いのですが、ティッシュでゴシゴシすると案外お手軽に綺麗に磨く事ができますからついついやってしまいがちです。
実際にティッシュを使って水槽内の掃除をした後は、水槽内にティッシュの破片が待っている状態になりすから、更に掃除をしないといけなくなる事が多いのです。
水槽内の掃除をする場合はメラニンスポンジがあると大変便利。
この場合、最もお手軽で効果が高いのがメラニンスポンジと呼ばれている、白っぽいスポンジであり、これを水槽内に突っ込んでガラス面やホース、パイプなどをゴシゴシすると簡単に綺麗に汚れを取る事ができます。
メラニンスポンジというのは、汚れを削り取りつつ自分自身も削っていくという、消しゴムのような感じで水槽内の汚れを落とす事ができるスポンジですから、汚れがたくさんあるほど早く削れていきます。
その際のメラニンスポンジの削れ具合により、水槽内の汚れなども確認できますから、実際に使ってみてメラニンスポンジでは除去ができない場合は三角定規を使って一気に削り取っていく感じになります。
水槽内に手を入れないといけませんけど、メラニンスポンジがあれば軽度の苔や汚れなどを簡単かつ綺麗に落とす事ができますので、日々の水槽の管理ツールとして用意しておいて損は無いと言えます。