いつも通りに水槽で飼育しているメダカたちに餌を与えていた所、なんだかエーハイム2213のストレーナーに取り付けているスポンジフィルターの隙間からメダカの尻尾らしきものが見えていたので、一体何事かと思ってよく見てみると全く動きません。
稀にメダカが死んでしまうとストレーナーに取り付けているスポンジフィルターの隙間にメダカやミナミヌマエビが吸い込まれてしまうことがあるんですけど犬神家の一族のスケキヨさんのような状態であまりに綺麗に吸い込まれていたので、大変驚きました。
流石にストレーナーに取り付けているスポンジフィルターのこんな狭い隙間にここまで綺麗にメダカが吸い込まれるのはおかしいですし、見た目がまだ白っぽく変色していないので、もしかしたらメダカが頭から突っ込んで出れなくなったのかと考えました。
メダカがスポンジフィルターの隙間に頭を突っ込んで立ち往生!
滅多に見ることが出来ないメダカがスポンジフィルターに頭から突っ込んでしまって、尻尾の先端だけがスポンジフィルターの隙間から飛び出している光景を見て、一応スポンジフィルターを動かして見て、メダカの状態を確認するとどうなったかと言えば?
スポンジフィルターをストレーナーからずらした瞬間、メダカが勢い良く飛び出してきて、何もなかったの如く泳ぎ恥得ていたので、完全にメダカがスポンジフィルターの隙間に頭から突っ込んでいき、突っ込みすぎて出れなくなったのが確認できました。
そんな感じですから、いつ頃からスポンジフィルターの隙間にはいっていたのか分かりませんが、メダカは何らかの理由でスポンジフィルターのストレーナーにはいっていき、あまりに深く入りすぎてしまい、そのまま出れなくなってしまった訳なのです。
メダカがスポンジフィルターの隙間から出れなくなった理由は産卵。
メダカが産卵をする際には、自分の卵だけはより安全な場所に産卵をしようと試みるようで他のメダカたちよりもより見つかりにくい場所を必死になって探して底に産卵をする習性がありますので、スポンジフィルターの隙間もそれに該当する秘密の場所です。
エーハイム2213のストレーナーに取り付けるスポンジフィルターは耐久性があまり良くないので長期間使っていると、取り除けない黒っぽいコケに覆われてしまい、ストレーナーを突き刺す穴がユルユルになっていきますので、若干の隙間が出来ます。
そのメダカが1匹侵入するのも難しそうな、かすかなスポンジフィルターの隙間を見つけて、メダカは積極的に産卵をする事があるようで、これまでも掃除の際にスポンジフィルターの隙間の中で沢山卵を採取したことがありますので、産卵場所なんですね。
勢い良く隙間に潜りすぎて出れなくなったメダカは全てメスです。
今回、めったに見ることが出来ないスポンジフィルターの隙間にメダカが入ってしまって犬神家の一族のスケキヨさんのような状態で、自分では動くことが出来なくなっていた、訳ですがこのような状態になるのは全て卵を抱えたメスのメダカになります。
メダカのオスがストレーナーの隙間に突っ込んでしまってそこから出れなくなる状態は見たことがありませんから、必ずメダカのメスだけが卵を生む際の産卵の時に、水槽の中で最も安全な場所を求めて、スポンジフィルター隙間に突っ込んでいく訳なのです。
スポンジフィルターの隙間に突っ込んでしまって出れなくなったメダカですが、そのまま放置しておくと遅かれ早かれ死んでしまいますので、見つけ次第ゆっくりとスポンジをずらしながら、その隙間から出れないメダカのメスを救出して上げてください。