単純に、どの濾過フィルターがお勧めですか?と問われたら、エーハイム2213をお勧めしておけば全く問題がないのですが、初心者の方の場合、エーハイム2213のような外部式濾過フィルターを敬遠する方が少なくないのも事実です。
プレコ系のように、極端に水を汚すような魚の飼育をしているのでない限り、エーハイム2213は価格や電気代、濾過性能などのバランスが大変良くとれている為、多くの人から好まれる傾向にあります。
ただ、エーハイム2213は同じ人が何台も購入しているとか、ある程度飼育に慣れている人が購入している傾向が強いですから、初心者の方の場合は、なかなかとっつにくい部分もあります。
かつては・・・・。
かつては2213は10000円以上が当たり前で購入者が限られていた?
現在は、数年前のように2213を3000円前後で購入できるような状況ではなくなりましたし、円高や円安などの為替の問題もありますが、やはり消費税増税の問題が市場が小さいアクアリウムの場合は大きく影響してきます。
それでもチャームさんのセール時などでは2213を7000円前後で購入する事はできますので、かつての10000円以上が当たり前だった時代と比べたら、初心者の方でもある程度はとっつきやすい状況になっています。
60cmの水槽セットが8000円くらいなのに、濾過フィルターだけで10000円以上の金額設定になっているのであれば、初心者の方が考えてしまうのは当然ですし、予算の都合もありますから、外部式濾過フィルターの価格の問題は常に付いて回る問題です。
性能が良いから物が売れる訳ではなくて、予算の範囲内にない限りは、どのような良いものであっても、それが生活必需品でない限りは、普通の人は購入しませんので、初心者の方が水作エイトなどの投げ込み式フィルターを選ぶのは当然と言えます。
2213のような外部式濾過フィルターは最初の初期設定が面倒なの?
外部式濾過フィルターの問題としては、初期設定が面倒?といった問題もあり、他の上部式濾過フィルターや投げ込み式の濾過フィルターと比較すると、やはり簡単であるとは言えない状況にあります。
その為、価格が高い上に面倒なので、やはり水作エイトや上部式、簡単な外掛け式を選ぶことになるのですが、実際には面倒と言っても、それほど面倒な訳ではありません。
やることと言えば、単純にケーブルを設置する環境の長さに合わせて切断してから取り付けるだけであり、サイフォンの原理により、水槽よりも低い位置に2213を設置した場合は、呼び水と言って、2213の水槽側に排出されるホースを口で吸う必要もありません。
2213はろ材の管理もバスケットに入れるだけなので実は簡単。
現在は、水槽の真横に2213を設置しても呼び水など必要ない訳ですから、わざわざ水槽の水を飲んでしまう恐れのある呼び水などをやっている人はまずいないのではないでしょうか?
確かに一見して面倒に見えるかもしれませんが、面倒なのは最初のホースを切断して2213や水槽側のストレーナーに取り付けることくらいであり、あとは、ろ材の入るバスケットにろ材を入れて蓋を取り付けて電源を入れるだけです。
注意点としては、2213サブフィルターにはろ材用のバスケットはついていないのですが、初心者の方がサブフィルターもセットで購入することは考えにくいので気にしなくても構いません。
電源を入れるタイミングは、2213を水槽に取り付けて、水槽の水が自動的に2213に入ってきますので、その水が更に水槽に向けて流れ出た瞬間、いわゆるモーターが完全に水に浸かっている状態で電源を入れるだけになります。
予算さえ問題ないなら初心者でも積極的に2213がお勧めです。
現在、セール時でも7000円前後の価格になっていますから、誰にでもお勧めできる濾過フィルターではなくなってしまったのは残念ですが、金額的な問題さえクリアしているのであれば、設定はハサミがあれば誰でもできますので、予算次第では初心者の方でも購入するのがお勧めです。
オールガラス枠無しの60cm水槽の場合は全く問題ありませんが、30cm水槽、60cmの枠あり水槽の場合は、2213の場合、若干取り付けに良く分からない問題が出ますので、そちらについて次回にご説明します。