水槽の管理者が長期間の旅行などで自宅にいなくても、自動的に決められた時間に毎日水槽に餌を投入してくれる、大変便利な飼育具のひとつにエーハイムオートフィーダーというものがあります。
商品名の頭にエーハイムと言う名称がついているので、これがどこのメーカーの飼育器具であるのかはすぐに分かると思いますが、そのあとに続くオートフィーダーというのは、簡単に言えば自動エサやり装置という意味になります。
エーハイムを知らない人向けの簡単な説明について。
多分、エーハイムを知らない人は殆どいないかと思いますけど、エーハイムというのは2213などの外部式濾過フィルターを販売している世界的にも大変有名なドイツの会社のことであり、早い話がエーハイムは販売している自動エサやり装置という意味ですね。
え?、エーハイムって何?、と思った方は、ペットショップなどに行けば、必ず緑色のバケツのようなものがホースで水槽につながっているヘンテコリンな装置を見たことがあるかと思いますが、あれがエーハイムの外部式濾過フィルターになります。
ホームセンターなどに展示されている水草水槽に関して言えば、ほぼ100%に近い確率でエーハイムの外部式濾過フィルターが使われていますので、興味があれば一度見てみると良いですね。
エーハイムオートフィーダーよりもニッソーの方が耐久性は高い?
それで、エーハイムオートフィーダーが自動的に水槽に餌を投入する飼育器具である事はご理解いただけたかと思いますが、この類の自動エサやり器の仕様として、必ず餌が入っている部分が回転して、その中の餌を水槽に落とすようになっています。
エサやり器本体に時計とタイマーが組み込まれていて、そのタイマーにセットした時間になったら、餌が入っている部分が回転して、その中の餌をドボンと水槽に落とすだけの単純な仕組みになるのですけど、単純だから耐久性も高くなります。
しかし、他のニッソーなどの自動エサやり器と比べると、エーハイムオートフィーダーはちょっとハイテクっぽい造りになっている為、耐久性だけで見れば正直ニッソーの自動エサやり器の方が良い感じなのですが、コンパクトでプログラム設定が出来るのがメリットです。
エーハイムオートフィーダーが回転しなくなった?故障?
何台もエーハイムオートフィーダーを使っていると、たまに餌が入っている回転する部分がまったく動かなくなり、タイマーでセットした時間になっても水槽に餌を投入しなくなることがあり、いわゆる故障してしまった状態になることがあります。
こうなってしまうと、放置しておいても状況が改善することはありませんし、下手をするとモーターが焼き付いてしまって完全に使えなくなりますので、何とかしないといけないのですが、実は簡単に改善することができることが多いのです。
エーハイムオートフィーダーの特徴としては稼動時に風を餌が入っている部分に送風して湿気を防ぐといった仕組みになっているのですが、その際に細かな餌の粉末が逆流してしまって、オートフィーダーの内部に大量に付着することがあります。
タミヤのグリスをギア部分に塗れば元の状態になります。
その結果、グリスが固着してしまい、エーハイムオートフィーダーが回転しなくなってしまっているので、一旦餌の粉末が付着して汚れているグリスを全て除去したのち、新しくグリスを適切な量ギア部分につければ、その後は普通に使えるようになります。
モーター自体が故障することはそうそうありませんので、エーハイムオートフィーダーが回転しなくなった場合、中を確認してみて餌の粉末が大量に付着していないかを確認してから、そうであるなら、上記の方法で解決することが可能です。
ただし、少しでも不安がある場合は販売元のエーハイムに連絡をして修理の依頼をした方が良いですし、当然ですが、この方法は全て自己責任になりますので、最終的にどうするかは各自でご判断をしていただくことになります。
保証期間が終了した後に修理をするくらいなら、新品を購入した方がおトクな商品ですし、可動部の清掃とグリスを塗るくらいなら誰にでも出来ますので、個人的には費用がかからない方法がお勧めと言えますね。