夏場の屋外水槽の管理でもっとも重要なのは、メダカやミナミヌマエビなどの個体を増やす事ではなくて、その水槽から蚊を発生させない事であり、これが出来ていない人の場合は、屋外水槽は撤去したほうが良いくらいです。
自分は蚊に刺されても大丈夫だと思っている人であっても、そこで発生した蚊がその水槽の管理者しか襲わない事はありえませんので、発生源の水場から風に乗っていろいろな場所に行き、全く無関係の人を襲う事になります。
ここ最近、日本国内でもデング熱が発生していて、その原因が公園で発生した蚊によるものであると断定されて、公園を封鎖して行政が一斉に消毒作業をしている報道が流れているのを記憶している人もいると思います。
最悪の場合は訴訟を起こされたりネットで誹謗中傷を受ける事に。
ご自分の管理している水槽がデング熱の発生源になった場合、大手マスコミが毎日のように殺到したり、ネット上で個人情報をばらまかれて誹謗中傷をされてしまったり、最悪の場合は損害賠償請求訴訟を起こされる場合もあります。
この場合、誹謗中傷されても同情してくれる世論は皆無であると言っても過言ではありませんし、裁判になっても勝ち目などは殆どなくて、多額の費用がかかるだけでなく、社会的な信用をなくすことになります。
まあ、デング熱の発生源になるのは大げさに聞こえるかもしれませんが、蚊がその水槽から大量に発生した場合、その可能性は0%ではありませんし、そこまで行かなくてもご近所さんと重大なトラブルになるリスクは高くなります。
ですから、アクアリウムを楽しんでいる人にとっては、屋外水槽にて蚊が発生する状況は何としても防がないといけない問題であり、それができないのであれば、その水槽は撤去しておいたほうが良いという訳です。
屋外水槽にボウフラがいるのかを簡単に見分ける方法。
では、現在屋外に設置している水槽の中にボウフラがいるのかどうかを簡単に見分ける方法があるのかと言えば、水槽の底に隠れて沈んでいるボウフラを目視で確認するのは大変難しいと言えます。
しかし、その水槽でボウフラが蚊に変態をしているのであれば、水槽の水面あたりを見れば、水槽にボウフラが蚊に変態した際の残骸である抜け殻がひっついていますので、それがあれば確実にその水槽で蚊が発生している事になります。
ただ、そうなっているのであれば、その水槽には大量のボウフラが潜んでいる事になりますから、大至急で水槽の中を掃除しないといけませんので、最優先で水換えを兼ねた清掃をする事になるのですが、その際に役に立つのが水作のプロホースになります。
水作のプロホースを水換えではなくてボウフラ確認用に使います。
また、水作のプロホースを使って屋外水槽の水を吸い出す事により、水槽の底に隠れているボウフラも同時に吸い上げる事になりますから、その際に水槽内にボウフラが発生しているかの確認をする事ができます。
屋外水槽というのは、基本的に放置で水換えをしない人が大半ですから、ボウフラが発生しているかどうかも確認しない人が多いのですが、夏場であれば水換えというよりもボウフラの確認を兼ねて、水作のプロホースにて水槽底の水を吸い上げて確認するのが結構重要になります。
屋外水槽であっても、ボウフラ対策に大変有用な水作のプロホースは、価格も千円前後ですし、それほど高価な道具でもありませんし、管理上の必需品の一つだと思っておくと便利です。
また、水換えようにも当然利用できますから、水換えが不要と言われている屋外水槽であっても、状況次第では必要になってくる事もあります。