メダカの稚魚やミナミヌマエビに日常的に与える餌、例えメダカの成魚であっても好んで食べる一番お勧めの餌と言えば、キョーリンのメダカの餌ではなくて、ブラインシュリンプになります。
このお勧めというのは、あくまでメダカの稚魚やミナミヌマエビにとって最も良い餌であるという意味であり、飼育者の手間や金銭的なコストは全く考えていません。
ブラインシュリンプを食べないのは、オトシンネグロやオトシンクルスの成魚であったり、日本原産のヒメタニシくらいではないでしょうか?
もちろん、粉末状のメダカの餌でもメダカは好んで食べるのですが、ブラインシュリンプを餌にした場合は、その食いつきが全く違いますし、凄まじい勢いでメダカの稚魚が野生に戻ったかのごとく襲いかかります。
粉末状のメダカの餌でも問題なくメダカを育てることは可能ですし、何より管理方法がとても楽であり、コストも安くて手間暇もかからない訳ですから、メダカの飼育やミナミヌマエビの飼育であれば、あえてブラインシュリンプを利用する理由はありません。
ただ、栄養価が大変高くて生きた餌ですから、より自然な状態でメダカの稚魚やミナミヌマエビを育てることができますし、何より、のんびり餌を食べているメダカとは異なり、自分の意思で襲いかかっている姿を見ると安心してしまうものです。
飼育者としては、作業的に餌を与えているのではなくて、野生の姿に近いメダカの稚魚の姿を見れる事は、考え方によっては大変なメリットがある訳ですね。
しかし、興味を持ったので、ブラインシュリンプをメダカの稚魚に餌として与えたくても、それがどこで売っているのか?、まずはそこから知る必要があります。
ただし、全く難しくはありません。
ブラインシュリンプはどこで購入すれば良いの?
メダカの稚魚にブラインシュリンプを与えたいと思った際に、最初に考えるのはどこでブラインシュリンプを購入すれば良いのかになるのですが、メダカやミナミヌマエビを扱っているホームセンターやペットショップであればどこでも売っています。
別にチャームやAmazonでも普通に購入する事ができますので、必要であればネット通販で購入すれば良いだけの話ですから、何も難しくはありません。
ただし、ブラインシュリンプを入手するのは難しくはないのですが、それを卵から孵化させて、餌としてメダカの稚魚に与える状態にするのはそれなりに工夫が必要になります。
注意点としては、ブラインシュリンプは必ず卵の状態で売られているものであり、生きている状態で売られている事はありませんから、必ず卵から孵化させて餌としてアタエル必要があります。
ブラインシュリンプを購入したらそのまま水槽にいれてはいけない。
ブラインシュリンプのパッケージを購入してきて、それを開封してそのままメダカの稚魚やミナミヌマエビの水槽に投入すると色々と問題が出ますし、ブラインシュリンプが孵化する事もありませんので、絶対にやめておきましょう。
知らない人だと、ブラインシュリンプを購入して、パッケージの中のアルミの袋を開封して中身をみると乾燥ミジンコのように見える方もいるかもしれませんが、あくまで卵の状態で売られているものであり、そのまま水槽に入れると問題があるという事です。
間違えて水槽の中に入れてしまうと、そのまま水槽の底面に残ってしまい、想像以上に頑丈な卵の外殻らしく容易には分解されませんので、半永久的に水槽の中に残ってしまうかもしれません。
いくらアルミの袋で密封しているとは言え、乾燥させた状態で何年間も保存できる事を考えると、ブラインシュリンプが卵の状態というのは容易に微生物でも分解できない事は分かるかと思います。