完全に放置飼育をしたい人からメダカの稚魚に餌を与えないと死んじゃうの?と言ったご質問を頂いたのですが、結論から言えば、屋外環境であれば全滅はしませんが水槽の規模に合わせて個体数が調整されて、室内環境の場合は普通に全滅してしまいます。
これは屋外の環境であれば太陽の強烈な光により、微生物やプランクトンが自然発生するからであり、それにより自然界と同じような状況ににありメダカの稚魚が自力で餌を食べることが出来て成長していくことが出来るのですが、それほど多くは残れません。
その理由は屋外の水槽環境と言っても自然の小川や田んぼのような絶対的な水量はなくて狭い水槽環境になりますし、自然環境とは比較にならない高密度でメダカの稚魚が狭い水槽に大量に飼育されていることから、自然任せでは確実に餌が足りなくなります。
メダカの稚魚を水槽で飼育する際には餌を与えるのは必須になります。
巨大な池で放置飼育をしていて、殆ど自然界と同じような環境を作っているのでしたら、メダカの稚魚の完全な放置飼育も可能なのですが、現実的にはそのような環境でメダカを飼育している人は殆どいませんので餌を与えるのは必須になると思って下さい。
また、室内のサテライト等で稚魚の飼育をしている場合、確実に餌を与えないといけなくなりますので、出来れば一日5回位、それが難しければ最低でも朝と晩の2回は粉末状の餌を与えた方が良くて、最高に良い餌はブラインシュリンプを与えることです。
ブラインシュリンプはメダカの稚魚が最も好む餌で栄養価も高い事もありますし、水槽に大量に入れておけば活餌として3時間から6時間位は生き残っていますから、メダカの稚魚がゆっくりと満足して食べることが出来るため、餌としては最高の餌です。
メダカの稚魚が死んでしまう原因は餌不足の餓死だと思って下さい。
メダカの稚魚が死んでしまう原因の殆どは、水槽内に親メダカでもいない限り、餌不足による餓死が原因ですから、メダカの稚魚の生存率を高くしたいのであれば、確実にやりすぎくらいの餌を与えることと、水質悪化に対応できるろ過フィルターの準備です。
餌がたりてなくて餓死でメダカの稚魚が死んでいくのであれば、単純に餌を与えておけばよいだけであり、実際に餌を多めに与えているメダカの稚魚が全滅をしたなどは聞いたことがありませんので、結局は餌を与えて餓死させないことが重要になるだけです。
メダカの稚魚を見ればわかりますが、大変小さくて針子と呼ばれているくらいの細い体ですから、餌を食べて体に蓄えておくとか餌がない時は体の脂肪から栄養を取る方法ができにくいこともあり、なるべく多くの餌を回数を分けて食べないといけないのです。
メダカの稚魚の生存率を高くするには小分けに何度も餌を与えます。
メダカの稚魚は餌を与えないと死んでしまうわけですが、巨大な水槽を屋外に用意できる人でしたら、別にそのまま放置状態で飼育をすることが可能であり、何もしなくても勝手に繁殖していくんですけど、普通の人は必ず餌を与えないといけません。
メダカの稚魚もある程度の大きさになり、1㎝くらいになればある程度の餌で良くなってきますし、親メダカと同じ水槽で飼育も出来るのようになるのですが、最初の針子状態から1ヶ月位は毎日数回に分けて餌を与えながら成長を見ていくことになります。
お勧めのメダカの稚魚の餌は断然ブラインシュリンプなのですが、毎日沸かすのが面倒な人もいらっしゃると思いますので、その際にはホームセンターで必ず売られている金色パッケージのメダカの餌が半生で簡単に粉末にできますのでお勧めできる餌です。