既に12月になっている為、屋外に設置しているメダカたちは水槽の底で水草や流木の隙間に潜り込んで殆ど姿が見えなくなってしまっていますが、室内に設置している水槽のメダカたちは毎日のように産卵をしていますので、季節感は全くありません。
ただ、毎日たくさんの卵をメダカが産卵するのは良いのですが、サテライトにメダカの卵を隔離しても直ぐに白い水カビまみれになってしまって、その殆どが腐ってしまう状態になっていたので、これの原因と対策について調べてみることにしました。
サテライトに移動させたメダカの卵が全く孵化しない。
通常、サテライトに移動させたメダカの卵について言えば、その後は放置しておけば、夏場であればあとは勝手に孵化してくれている為、特別なことをする必要はなくて、強いて言えば、メダカの稚魚が排水溝から流れないような工夫をすることくらいです。
いつも夏場はそれでやっていますので、今回も同じようにやっておいたのですが、サテライトに移動させて数日間ほど経過すると、その後にメダカの稚魚が孵化することはなくて、その殆どが白くカビまみれになって腐っていた状態です。
これ、最近は天候が良いので昼はそこそこの気温なのですが、室内であっても早朝深夜はそれなりに冷えますので、外気温度の急激な変化が原因でサテライトでは水温管理ができなくなっているのかと思いまして、プラケースで孵化させることにしました。
スーパーのキムチやジャガイモのプラケース容器を孵化用に使う。
メダカの卵を孵化させる場合、もし水温に問題であるのであれば、水槽に丸い透明のプラケースを浮かべてその中で孵化させれば、それだけで温度管理された水槽の水温と全く同じ状態になりますし、外気温度の変換にも全く動じなくなります。
サテライトの場合は、水を循環させているとは言え、サテライト自体が容量が小さいですから、水温計では25度を表示しているとは言え、水温にムラが無いとは言えませんけど、水槽に浮かべたプラケースなら周囲は完全に水槽の水ですから温度は同一。
これらのケースはホームセンターなどでは売られていないかもしれませんが、スーパーに行けば大型のキムチや小型のジャガイモのパッケージとして利用されていることがよくありますので、それらを洗浄してから水槽用に利用するとお得です。
プラケースでメダカの卵を孵化させるとどうなったのか?
今回、サテライトでのメダカの卵の孵化がうまくいかない為、丸いプラケースに卵を移して、それを水槽に浮かべて孵化させてみたのですが、何とか最初の半分くらいは孵化してくれた感じで、それ以降に孵化が遅れたメダカの卵たちは次第に白カビまみれになりました。
メイン水温は25.5度になっていますから、孵化に必要な最低限度の水温は保っていますので、他にも要因があるのかもしれませんけど、濾過フィルターは2213を3機設置していて、底面濾過も合わせて稼働させていますから水質には問題はありません。
プラケースで孵化した後、再びサテライトに移動させてみたメダカの稚魚は次第にいなくなってしまっているので、やはり孵化と稚魚の生存率には水温が関わってきている可能性が高いと言えますので、12月前後の寒い時期に卵を孵化させる場合、プラケースを採用したほうが良い感じです。
そういえば、この時期の孵化はいつもプラケースを使っていたのを思い出しました。