夏以降から25度前後に温度管理された室内水槽で飼育しているメダカでしたら、その後に12月になり寒くなってきても、そのまま毎日のように卵を生み続けることになりますので、事実上、年中無休でメダカの稚魚が誕生することになります。
それで、現在、今年の夏ころに誕生したメダカの稚魚たちがすでに親メダカと同じくらいの大きさに成長していて、毎日のように産卵を行っていますので、水槽の中はメダカの卵が沢山確認できる状態になっています。
室内環境放置でメダカの稚魚が育つことはほぼ100%ありません。
ただし、メダカの卵というのは、生みの親であるメダカがかたっぱしから食べてしまいますので、そのまま水槽に放置しておくと、よほど水草で綺麗にレイアウトされた水槽以外でしたら、殆ど稚魚が誕生することはありません。
また、運良く稚魚が誕生しても、その瞬間に親メダカに襲われて食べられてしまいますので、メダカの稚魚を育てたい場合は、卵の状態から別の環境に隔離をして親メダカと話しておく必要があります。
ホテイアオイを沢山並べている屋外水槽でしたら、放置環境でもメダカの稚魚が残ることは普通にあるのですが、室内環境の場合、メダカの稚魚が生き残れるような浮き草を水槽で育てるのは難しいので、親メダカたちが沢山泳いでいる水槽の中に卵を放置した場合、例え孵化したとしても、100%に近い確率で稚魚が残ることはありません。
メダカが沢山の卵を生んでいるのを見てサテライトに移動させる。
それで今回、毎日メダカが沢山の卵を生んでいるものですから、少しばかり放置しておくのも卵に気の毒だと思い、いつものサテライトに卵を移動させて孵化まで様子を見ようとしていたところ、何か普段とは様子が異なることに気がつきました。
夏場でしたら、サテライトの中に卵を隔離しておけば、あとは勝手にそこから稚魚が孵化してきますので、そのままサテライトの水流を弱くして、サテライトの中で育てることが可能なのですが、何かがおかしいようです。
万能の隔離水槽であるサテライトが使えない状況もある?
状況なのですが、メダカの卵を本水槽からサテライトに移して様子を見ていると、その殆どが孵化することなくカビだらけになって腐ってしまっていて、無精卵がそうなるのでしたら別でしょうけど、有精卵まですぐに白カビまみれになっています。
その結果、卵に目玉がはっきりと出ていて、もう数日で孵化するであろうメダカの卵であっても、サテライトに移動させて数日経過すれば、全てが白くカビまみれになってしまっている状態なので、これでは隔離する意味すらない状態になっています。
果たして水温を25度に設定している水槽に取り付けているサテライトにメダカの卵を移すとその全てがカビまみれになって腐ってしまう原因は一体なんなのでしょうか?
次回に続きます。