世の中にはメダカの卵のみを販売して、またそれを購入する人もいるようで、実際にアマゾンで調べてみたらメダカの卵を販売している業者の方がいらっしゃいますので、ネットさえ接続できれば、誰でもメダカの卵を購入できるようになっています。
こちらのメダカの卵というのは、他の魚と比べて扱いがとても簡単であり、孵化させること自体は特に必要になってくる専用の飼育器具もなくて、本来メダカが孵化しない特別寒い季節以外はヒーターすら必要ありません。
そのようなメダカの卵なんですけど、これを購入してみたものの、全く孵化しないのでどうしたら良いのか?、と言ったご相談が今回の話になる訳ですが、メダカの卵を購入した際に最初に確認するのは有精卵か無精卵かになります。
無精卵のメダカの卵の簡単な見分け方について。
無精卵というのはその名の通り、受精に失敗したメダカの卵のことであり、その状態になると稚魚が孵化することなく、白っぽい色になり早い段階で腐ってしまい、水カビが生えたりしてきます。
メダカの卵というのは数十個がくっついていることも珍しくありませんので、その中に一つでも無精卵があると、他の有精卵の卵まで感染して腐ってしまいますので、早めに無精卵は駆除しないといけません。
こちらの有精卵と無精卵の簡単な見分け方なのですが、有精卵は透明の卵の中に点のような核が必ずありますし、無精卵はその核がなくてかなり早い段階で色が白っぽくなっているので、メダカが卵をぶら下げている時であっても見れば一目で判断できます。
通販で購入したメダカの卵は無精卵ならすぐに分かります。
よって、通販で購入したメダカの卵は郵送時間などを最短で見積もっても、少なくとも産卵から1日以上は経過しているでしょうから、無精卵であれば届いた段階で見れば、一目でそれが判断できるということになります。
この時点で無精卵が届いたのであれば、購入した業者に返品をするか交換をしていただければ良いだけですし、通常、流石に無精卵を購入者に送りつける業者はいないと思いますので、大抵はその後の孵化させる環境に問題があると判断できます。
メダカの卵が孵化しない原因は飼育者の勘違い?
購入したメダカの卵が孵化しない原因ですが、そもそも孵化するまでには2週間ほどかかりますので、翌日孵化するとか3日後に孵化するとか思っている方がいれば、単なる勘違いですので、購入から2週間ほど待ってみることをお勧めいたします。
もし2週間ほど経過してもメダカ他の卵が孵化しない場合、水温が適切でない温度であるか、水が極端に悪化している可能性がありますので、水温が25度以上に設定されているか、水がメダカやミナミヌマエビが生きられないほど汚れていないかを確認します。
一番の可能性はやはり水が適切でないとか光が全く当たっていない暗い場所に卵が入った水槽を設置しているかになりますから、すでにメインの水槽をお持ちの方がいれば、水量を極限まで絞ったサテライトを設置することを強くお勧めいたします。
水は水道水を直接使っても問題ない?
私の場合、水道水を直接使ってメダカの卵を孵化させてたり、ミナミヌマエビやレッドビーシュリンプの水換えに使ったりしていますけど、環境によっては水道水直接はやめたほうが良い場合もありますので、状況に合わせて対応していくことになります。
水温が高い場合は別に問題はないのですが、水温が25度よりも低い場合はヒーターを設置しないとメダカの卵は孵化してくれませんのでヒーターを購入しましょう。