ミナミヌマエビの飼育を始めた人が、最初は悪戦苦闘しながらなんとか安定した飼育ができるようになると、次にやるべき事はミナミヌマエビの繁殖になるのは当然の流れになります。
その際に、ミナミヌマエビの場合はピンクラムズホーンとは異なり雌雄同体ではありませんから、必ずオスとメスを水槽に入れておかないと、何度抱卵の舞を行ったとしても決して産卵する事はありません。
雌雄同体のミナミヌマエビが絶対にいないとは断言できない。
ただ、世の中には例外というのものが必ず存在しますから、もしかすれば特殊個体として、雌雄同体のミナミヌマエビもいるのかもしれませんが、これまでにそのような個体は見た事がありませんので、この世に存在しない事を前提に話を進めます。
ミナミヌマエビの繁殖をする為には、当たり前の事ですが水槽にはオスとメスを必ず入れておく必要がある為、オスだけとか、メスだけの水槽では決してミナミヌマエビが繁殖をする事はありません。
確率の問題で、仮にミナミヌマエビを50匹前後水槽で飼育している場合、相当な事がない限り、一定の確率でミナミヌマエビのオスとメスが混入しています。
ミナミヌマエビの飼育をしていて、普通は特にそのオスとメスを意識をする必要はないのですが、数匹しかいない、2匹しかしかいない場合は、オスメスの判別が結構重要になってきます。
特別青色の個体や、黄色の個体、特殊な模様をしたミナミヌマエビを繁殖させたい場合は、サテライトなどに隔離をして、ペアで育てる事になるかもしれませんから、オスとメスが事前に分かっていれば、大変扱いやすいのですね。
ミナミヌマエビのオスとメスを簡単に見分けるには大きさで確認。
ミナミヌマエビのオスとメスを見分ける方法は色々とあるのですが、細かい事は面倒なので最も簡単な方法でその判別をしたい場合、体の大きさで判断するのが最も分かりやすい方法になります。
ミナミヌマエビというのは、必ずメスの方が大きな体をしてずっしりとしていますから、それを見てオスとメスを判断する訳ですが、この方法が一番簡単で誰でもわかりやすい為、最も容易な方法です。
生まれた時期が同じミナミヌマエビであれば、体の大きい方をメスとして、体の小さい方をオスとして判別しておくだけで良いのでとても簡単です。
ただし、たいへん大雑把な方法になる為、オスだと思ったら実はまだ小さなメスだった事も十分にあり得るのですが、他の方法で判別する場合でも、そちらに関しては十分ある得る誤差ですから特に問題はありません。
大きな個体のミナミヌマエビはメスしかいない為分かりやすい。
オスの場合、極端に大きな個体になる事はまずない為、水槽の中で大きなミナミヌマエビだけをメスとして選別しておけば、そちらについてはほぼ間違いはない為、あとはじっくりと体の小さなエビの中からオスを選別していく事になります。
もっと確実な方法もあるのですが、その方法はいつも使える訳ではありませんし、とにかくよく分からないし、最も簡単な方法で選別をしたい場合は、やはり体の大きさを基準にして、大雑把な方法でオスとメスを分けて行くと一番早いです。
ミナミヌマエビの飼育の基本は、早くて安くて・・・といった感じで、某牛丼のような感覚で飼育繁殖を行いますし、唯一グラム単位で投げ売りされているエビですから、面倒な選別方法よりも、デカイか小さいかだけで取り急ぎ判別をしておくと便利です。