水槽内の掃除役として気軽に購入する人が多いピンクラムズホーンなのですが、この貝の凄まじい繁殖力を事前に知っておかないと、購入してから1ヶ月も経過すると水槽内には無数のピンクラムズホーンがうろついている状態になります。
また、そうなってくると水槽内のいたるところにピンクラムズホーンの卵が貼り付けられているため、見ているだけでも不快感を感じるようにすらなってしまう訳ですから、そうなると、やはりピンクラムズホーンは駆除するしかないと判断することになります。
ただ、ピンクラムズホーンは確かに大量に卵を産み付けるのですが、そこから大きく成長する個体はそれほど多くはありませんし、サイズもカタツムリくらいの大きさにまで成長しますから、駆除は容易にできますので安心できます。
スネールと呼ばれていて、飼育してた覚えもないのにいつの間にか水槽内に侵入してきて大繁殖をしている貝と比べると、大変良心的なのがピンクラムズホーンになりますから、スネールの駆除で頭を悩ました人でももしもの際には安心して駆除をすることができます。
ピンクラムズホーンの駆除はとても簡単です。
スネールの駆除は本当に面倒であり、最悪の場合は水槽をリセットしないといけないくらいの深刻な問題ですから、それに懲りて貝の飼育は絶対にしないと思っている方もいるかもしれません。
ピンクラムズホーンの場合は、確かに環境が安定していると勝手に増えていくのですが、殆どが稚貝の状態で死んでしまうため、それほど大量に増えていく訳ではありませんから、大きくなっている個体を定期的に取り除けば良いだけです。
大きくなっている個体を取り除いても、水槽内には卵がまだたくさん残っている場合も多いのですが、その際に卵を見つけたらはがして駆除を行い、別に卵を放置して稚貝が生まれてきても、その稚貝を見つけ次第駆除する流れで全く問題はありません。
これは、スネールの駆除とよく似ているのですが、サイズが小さくて大変見つけにくいスネールとは異なり、大変目立つうえにサイズが大きいピンクラムズホーンの場合は、容易に水槽内にいるのを確認することが出来ますから駆除に関して言えば楽なのです。
後は、それの繰り返しをしていると、水槽内にはピンクラムズホーンが全くいなくなりますので、そうなれば駆除は完了になりますし、小さな個体を1匹だけ入れておけば、それが大きく成長しても産卵をすることはありません。
ピンクラムズホーンの駆除で困っている人は殆どいない?
小さな個体でないと、すでに交尾を済ませている個体である可能性がありますから、そうなってしまうと、その個体は長期間において単独でも産卵活動が可能になるため、また水槽内でピンクラムズホーンが増え続けることになるので要注意です。
これまで、スネールの駆除で大変困っている人はたくさん見てきていますが、ピンクラムズホーンの駆除で困っている人は見たことがありませんから、水槽への投入も駆除も容易にできる残った餌を食べてくれる貝として、タンクメイトに追加するのは十分ありです。
スネールの駆除問題は本当に深刻であり、スネールホイホイとか、スネールを駆除する専用の器具まで売られている状態ですし、スネールを食べるスネールキラーと呼ばれている貝も売られているわけですから、困っている人は想像以上に多いのです。
気をつけないといけないのは、安定した水槽で複数のピンクラムズホーンを飼育していると、本当に半端でないくらいの卵を水槽のガラス面や水草に産みまくりますから、それを見て気持ち悪いと感じる人も少なからずいるということです。
その点だけに注意しておけば、後は全く問題はありませんし、飼育も大変容易な貝なので、サービスで頂ける機会があればその際に数匹程度をいただくのもアリですね。