水槽のタンクメイトとして、どのような生き物であっても攻撃することなくて、水槽内の余った餌や苔をひたすら食べてくれる生き物として有名なのが、ご存知ピンクラムズホーンになります。
人によって見方が全く異なるとはいえ、ピンク色のボディに、透明の貝殻を装備しているピンクラムズホーンは、観賞用としては大変目立つ貝ですから、その見た目を好んでいる人も少なくはありません。
レッドビーシュリンプ水槽では必ずと言って良いほど見かけます。
特にレッドビーシュリンプが飼育されている水槽であれば、必ずと言ってよいほどこちらのピンクラムズホーンが見られますから、興味があればレッドビーシュリンプが飼育されている水槽を見てみると良いでしょう。
それなりのホームセンターに行けば、最近はかつてのように高額な価格設定はされなくなったとはいえ、単価が高くて利益率も高いレッドビーシュリンプは大抵のアクアコーナーショップで売られています。
価格が暴落しているとはいえ、ミナミヌマエビの数倍から数十倍の価格で扱われているのがレッドビーシュリンプですから、それをまとめて購入してくれる人がいれば、より利益は高くなる訳です。
レッドビーシュリンプの繁殖に関して言えば、ミナミヌマエビよりかは難しいのですが、ある程度慣れている人であれば容易に増やすことが出来ますので、増えすぎて困っているレッドビーシュリンプが売れると利益になりやすいのです。
環境が安定していると増え続けるのがピンクラムズホーン。
ピンクラムズホーンを水槽に投入すると、しばらくして水槽のガラス面に変なものがたくさんへばりついている光景を目にすることが出来るのですが、それが何かといえば実はピンクラムズホーンの卵になります。
正直言って、見た目にも良いものとはいえないピンクラムズホーンの卵が日に日に水槽のガラス面に大量に貼り付けられているのを見ると、大変な不快感を感じる人もそれなりにいますから、もし気になるのであれば、早め撤去しておきましょう。
撤去の方法は貼り付けられている卵の透明な枠ごと、割り箸などでつつけば簡単に剥がれますから、あとはそのまま水槽内に放置しておけば大丈夫ですし、飛び散った卵をメダカなどがそのまま食べてくれます。
別にピンクラムズホーンを増やしたい方でも、目に見えないソイルの底などにも大量に生まれていることが殆どですから、目につく部分の卵は全て除去しても全く問題はありません。
毎日100匹単位で増え続けるピンクラムズホーンの稚貝の恐怖。
他の貝や魚、エビなど異なり、その貼り付けられている卵の量は桁違いに多く、それが毎日雪だるま式に増えていく訳ですから、これが全て成長したら水槽がラムズホーンだらけになってしまいます。
実際、ある程度のピンクラムズホーンが水槽にいる場合で、水槽内の環境が安定している場合、水槽が蕁麻疹にでもかかったのごとく、足の踏み場もないくらいの卵が貼り付けられていますから、それを見ると恐怖すら感じるくらいになります。
別に水槽でピンクラムズホーンの大量の卵を鑑賞したい訳ではありませんから見た目にも問題がありますし、ピンクラムズホーンの養殖をする訳でもないので、大量の稚貝が誕生すると困ることになるので、どうしたら良いのか?と言った話になります。
ただ、確かに見た目は大変な問題があるとはいえ、実際問題として大量に貼り付けているピンクラムズホーンの卵から数千匹の稚貝が誕生したとしても、その中から繁殖できる大きさまで生き残るのは数匹か10匹程度になりますから、特に心配はする必要はありません。
狭い水槽環境の場合、確かに安定していると凄まじい勢いで繁殖行動をピンクラムズホーンは行うのですけど、その狭い水槽にはそこから数千匹単位で生まれてくる稚貝が育つだけの餌がありませんから、殆どの稚貝が生き残ることができないのです。
ですから、見た目にさえ問題がない人であれば、何もしなくても水槽内には一定以上の個体数のピンクラムズホーンが動き回ることはありませんからなんら問題はないので、見た目に問題がある人であれば卵を見つけたら駆除をするようにしておくと無難です。