ピンクラズホーンと言えば、温暖な国に生息している外来の貝であり、春夏秋冬がある日本の過酷な環境にも素早く適用し、凄まじい繁殖力で個体数を増やしていくという驚くべき生命力がある自然界では厄介な貝になります。
こちらのピンクラムズホーンについては、元々はラムズホーンという貝が突然変異で色が透明な貝殻とピンクのボディーに変わった変異体タイプになるのですが、レッドビーシュリンプを飼育している人にはその見た目の特徴もあり大変好評な貝になります。
レッドビーシュリンプ水槽においてはピンクラムズホーンは大人気?
ミナミヌマエビよりも高額で飼育もしやすいエビである、レッドビーシュリンプを飼育している水槽がある場合、大抵はピンクラズホーンも同じ水槽で飼育している人も多いですし、ピンクラズホーンが水槽にいれば、水が安定するので積極的に導入している人もいるくらいです。
ピンクラムズホーンがレッドビーシュリンプの水槽にいれば、水が安定するち言われているので必ずセットで飼育をしている人もいるくらいですから、本当にこの組み合わせはどこに行ってもよく見られます。
貝は想像以上に大食感の為、大量の餌を必要としています。
その驚異的な繁殖力により、ヒメタニシなどよりも圧倒的に飼育や繁殖が容易であり、別に餌を与えなくても、水槽の中の他の生き物の余った餌を積極的に食べて成長していくため、餌の残り物による水質汚染を防ぐ役割もあります。
基本的な話として、貝というのはどの貝も大食感ですから、水槽内に発生する苔を食べてくれるとは言え、それだけでは足りなくなる為、水槽の中の貝たちは必死になって、他の魚やエビの餌を食べようとしている事が殆どです。
よく、ピンクラムズホーンを飼育していると、水槽の中でガラス面などに大量の卵を産み付けていて、それを見ていると気分が悪くなる人もいる位の加減のなさなんですけど、そのまま放置しておくと、大量の稚貝が発生します。
貝の仲間は小さな水槽の中で必死になって餌を求めているだけなのです。
水槽の中をみれば、数百匹、数千匹単位のピンクラムズホーンの稚貝が動いているのを見て不快感を感じたり、その状況に心配になってしまう人も出てくるのですが、実際には生き残る違いは数えるほどしかありません。
水槽の大きさや環境に合わせて、ピンクラムズホーンが無事に成長できる個体数が決まってくるわけですが、その理由は貝の仲間は例外なく大量の餌を必要とする為、例えば60cm水槽に1000匹もの稚貝がいてもそれが成長できる餌などは水槽の中のどこにもない訳です。
そんな感じですから、ピンクラムズホーンに限らず、水槽の中の貝たちは余った餌を食べてくれるではなくて、生き残りをかけ、早く動く事ができない体にもかかわらず、命がけで毎日餌を探し求めている事になります。
このような大量の餌を必要とするピンクラムズホーンですから、当然相性が悪い魚がいてもおかしくはありませんし、それがプレコである事はプレコの特性を知っていれば容易に判断が出来る話になります。
次回に続きます。