別にメダカやミナミヌマエビに関わらず、どのような魚やエビ、貝などを飼育する場合でも必ず水槽という水を溜める飼育器具が必要になりますので、室内環境に限らず、屋外環境であっても水槽なしでは水棲生物の飼育は出来ません。
亀とかザリガニの飼育であっても、当然水槽が必ず必要になってきますし、大きな池の場合はそれ自体が水槽になる訳ですから、必ずある程度の水を常に貯めて置く飼育器具が必要になる訳ですね。
室内に設置する水槽は例外なくガラス水槽かアクリル水槽。
ただし、室内に設置する水槽の場合は、ほぼ例外なくガラス水槽かアクリル水槽が選択されることが多く、発泡スチロールやトロ舟のような水槽を室内に設置する様な人は相当な例外中の例外ですので、最初からいないと思った方が良いでしょう。
そちらのガラス水槽、アクリル水槽を設置しないといけない理由はとても簡単であり、室内に設置する水槽というのは横から鑑賞する高さに設置されることが多い事としっかりとした作りの容器でないと水漏れなどが発生したら重大な問題になるからです。
水を入れると想像以上に重くて動かすことが出来なくなります。
水槽の特徴としてはガラス水槽の場合は最初からかなり重たいのですが、その中に適切な水量の水を満たすと、相当な重量になり持ち上げたり、移動させたりすることができなくなりますので、最初の設置場所の選定はとても重要になります。
ただし、こちらに関して言えば、多少面倒であっても、水を抜いてしまえば、後は他の場所に移動させることが出来ますからそれほど大した問題ではないのかもしれませんが、問題になるのは水槽そのものを変更したいと思った場合になります。
これは、簡単に水槽を買いかえれば良いというものでもありませんので、水槽を購入時には後々変更することがない様に適切な大きさの水槽を購入しないといけない事を意味する訳ですから、安易に選定してしまって後悔しない様にしないといけません。
60cm水槽でも必要なくなった場合は相当邪魔になります。
例えば、一般的な日本の家庭環境に一番適切な大きさであり、魚の飼育がしやすいのが60cm水槽になる訳ですが、この60cm水槽であっても使わなくなった場合はその処分方法や保管場所に困ることになります。
60cmのガラス水槽の場合、大抵の自治体では粗大ゴミ扱いとして処分しないといけないことが多いため、粗大ゴミをいつでも処分できる都心のタワーマンションなどを除き、田舎の場合は半年に1回程度しか回収してくれません。
ガラスをカットする技術と設備があれば廃棄も容易になるのですが・・・。
その場合は長期間使わない水槽を自宅内に保管しないといけなくなりますから、邪魔で仕方がなくなりますし、ガラスを粉々に粉砕すれば通常の燃えないゴミとして処分できる自治体も多いのですが、ガラス水槽を個人で粉砕するのは大変危険です。
ガラス水槽であれば、接着面を剥がして、ガラスを適切なサイズにカットする技術と設備があるのでしたら、特に危険を伴う事もなくて、燃えないゴミの大きさにカットできるのでしょうけど、普通の人にはその様なことは出来ません。
ですから、水槽を購入する際には処分の際にとても困る事を考えた上で、購入した水槽を使い続けるつもりで、慎重に選んでおいた方が良いことになりますが、どうしても焦って購入した場合について、その対策方法を次回に書いてみたいと思います。