今年の正月明けからは大変暖かい気候が続いていた為、日常的に大変過ごしやすい気候が続いていたのですが、本日から突然天候が悪化して全国的に見てもとても寒い1日になっています。
1月でも暖かくなると過ごしやすいのは人間だけでなくて、水槽の中の生き物も過ごしやすいようなのですが、室内に設置している水槽を見ると、ガラス面に大量のピンクラムズホーンの卵が貼り付けられていて少々気分が悪くなりそうです。
ピンクラムズホーンの卵というのはあまりに大量にガラス面に貼り付けられていると、それを見るだけでも不快に感じる人がいるくらいですから、できれば程々にして欲しいものなのです。
昨年の12月は寒かったのに1月になってから暖かくなった為、水槽の中のピンクラムズホーンが一斉に卵を産みつけ始めたのかもしれませんが、ちょっと異常な量が確認できましたので少々戸惑っています。
ピンクラムズホーンの卵を見て不快に感じる人はどうすれば良い?
ピンクラムズホーンの特徴としては、水槽のガラス面に積極的に卵を貼り付けるようにして産み付けるのが好きなようで、2匹以上のピンクラムズホーンを水槽で飼育していると必ずと言っていいほどこの現象がみられます。
もし、2匹以上のピンクラムズホーンが水槽内にいて、全く水槽のガラス面に卵を産卵しない場合はちょっと水質を確認したほうが良いかもしれませんし、恐らくその個体は長生きしないのかもしれません。
特殊な個体だったら面白いことになりますから、他とは異なる行動をする個体が入れば、サンプルとして丁重に扱ったほうが良いかもしれませんね。
ここで疑問に思う方がいるかもしれませんが、2匹のピンクラムズホーンを水槽内に入れておけば勝手に卵を水槽のガラス面に産み付ける訳ですが、その際にオスとメスの判別はしなくても良いのか?といった話です。
雌雄同体のピンクラムズホーンであっても産卵には相手が必要。
一般的にはあらゆる生物でオスとメスといった性別が完全に分かれていて、オスだけを飼育していても、メスだけを飼育していても産卵活動を行うことは絶対に無いのですが、一部の生き物ではその常識から大きく外れた種類もいるのです。
それがピンクラムズホーンであり、オスとメスの性能を一つの個体が有している為、早い話が雌雄同体になりますから、2匹以上の個体がいれば勝手に交尾をして産卵活動を行います。
だから、オスとメスの判別なく単純に水槽に放り込んでおけば良いのですね。
雌雄同体なんだから1匹だけで交尾をすればよいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、雌雄同体であっても必ず交尾をする相手が必要になりますから、単独では繁殖することは出来ません。
このあたり、世の中の不思議な仕組みの一つになりますね。
これを逆手にとって、水槽内に1匹だけのピンクラムズホーンを入れておけば、絶対に増えることは無いのですけど、一度でも交尾した個体に関しては話は別で、長期間において精子を体内に保管できるらしく、単独でも勝手に繁殖していきます。
大量にガラス面に産みつけられたピンクラムズホーンの卵は除去した方が良いの?
今回、なぜか1月なのに大量に水槽のガラス面にピンクラムズホーンの卵が一斉に貼り付けられているのを見て、突然気候が暖かくなったので、ピンクラムズホーンが春が来たと勘違いしたのかもしれませんね。
正直言って、一斉に産卵を何度も繰り返すと、水槽のガラス面全体がピンクラムズホーンの卵だらけになりますから見ていて不快と言いますから、気分が良いものではありませんので、除去した方が良いと思うかもしれません。
もしも、こんなに大量の卵から一斉に稚貝が誕生してきたら、水槽内が大パニックになってしまうのでは?といった心配をされる方も多いかもしれませんが、誕生した殆どの稚貝は餓死していきますから問題はありません。
やはり、見た目の問題ですから、水槽が何かの病気になったような印象に見えてしまい大変不快になるのでしたら、割り箸とかヘラなどで水槽のガラス面をこすれば簡単に卵が剥がれていきますから、あとは勝手に水槽内で消滅します。
今回、あまりに大量の卵が一斉に産みつけられていて、少々不快になってしまっているので、除去を検討していますが、浅草のアサヒビールオブジェのような固形状の卵は一つもありませんから、やはり例外中の例外だったのかもしれません。