ピンクラムズホーンの育て方と簡単な増やし方

ミナミヌマエビに関わらず、淡水エビの飼育水槽で頻繁に見ることがあり、特にレッドビーシュリンプの飼育水槽でよく見られるのが「ピンクラムズホーン」という貝になります。

例外的にホワイトグローブシュリンプのように、極端に飼育が難しいタイプのエビの水槽で見ることは殆どないのですが、ミナミヌマエビ等の一般的なエビの飼育水槽では最も多く見ることができる貝がピンクラムズホーンです。

 

元々はラムズホーンという貝の色がピンク色に突然変異した個体をそのまま固定したものですから種類は全く同じで、レッドラムズホーンのように色によって若干商品名が異なりますが、ラムズホーンであればどれも全く同じ種類の色違いの貝になります。

ピンクラムズホーンの特徴として、小さい頃は殻が透明で体がピンク色の為、大変綺麗に見えることが特徴であり、大きくなると殻は真っ白になってくるのですが、それでも他の貝には見られないカラフルな個体になります。

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ピンクラムズホーンの簡単な育て方は極めて簡単

 

ピンクラムズホーンの育て方については、恐らく数ある水生生物の中でも最も簡単に飼育できる生き物であり、ピンクラムズホーンを飼育することができない人の場合は、根本的に環境と知識を見直したほうが良いくらいです。

何しろ、ミナミヌマエビよりも飼育が容易な上に、唯一ミナミヌマエビが苦手としている水あわせに関しても、そのまま水槽にドボンで大丈夫なくらい強い貝ですから、ピンクラムズホーンを育てられない環境や飼育者ではいかなる生物も育てることはできないでしょう。

さすがに水槽にドボンの場合になると、水温が10度以上異なる状況でしたら問題があるでしょうけど、数度位違う程度でしたら問題もなくドボンでOKですし、その後も特に何もする必要はありません。

ピンクラムズホーン用の餌も必要ありませんし、飼育に関してヒーターも水槽クーラーも必要ありませんから、他の飼育しているエビや魚の水槽に投入して放置しておくだけで良いのです。

ミナミヌマエビの場合は、いくらドブ水で餌を与えなくても生きることができると言っても、最初の水合わせに関しては大変シビアな為、水あわせが失敗すると一週間位に絶滅することもあります。

しかし、ピンクラムズホーンが水槽に投入後、一週間で絶滅したような話は聞いたことがありませんし、逆に数週間もすると一匹のピンクラムズホーンが爆発的に増えていた状況のほうが普通なくらいです。

いくらラムズホーンが強いと言っても、汽水、海水、もしくは淡水であっても極端に日本の水質と異なるような環境の生き物がいる水槽への投入は問題外ですので、当然除きます。

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ピンクラムズホーンの簡単な増やし方

 

飼育そのものがとても簡単なピンクラムズホーンなのですが、当然繁殖方法も極めて簡単であり、その方法は水槽内に二匹のピンクラムズホーンを入れておくだけであとは勝手に個体数が増えていきます。

雌雄同体のようで、単独では繁殖できない仕様になっているらしい感じなのですが、特にオスとメスの区別は必要ありませんので、とりあえず二匹の個体を用意すれば大丈夫です。

本当に何もしなくても増えていくのですが、それを逆の視点で見れば、増えて欲しくない環境でも勝手に増えていくことを意味しますので、ピンクラムズホーンを投入する際の水槽内で個体数が増えては困る場合は注意しないといけません。

また、一度大量に増殖を始めると、水草や流木、濾過フィルター、ガラス面などあらゆるところに卵を産み付けるようになる為、除去するのが大変です。

例え一匹のピンクラムズホーンを水槽に入れておいたとしても、過去に一度でも交尾をしたことがある個体の場合は、勝手にどんどん卵を産んでいきますから、結果的に一匹であっても油断をしてはいけないということになります。

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ピンクラムズホーンは水槽のお供にお勧めな理由。

 

わかりやすく言えば、スネールと呼ばれている小さな坂巻貝などが勝手に水槽内に大発生してしまって、その駆除に頭を抱えてしまうことがあるかもしれませんが、それがそのままピンクラムズホーンに変わったようなイメージです。

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ただし、ピンクラムズホーンは色が目立ちますし、スネールよりもはるかに大きくなりますから、駆除は案外簡単にできることや、卵を産む大きな個体から駆除をしていけば、それほど難しい駆除にはなりません。

その為、安心してピンクラムズホーン一匹だけを飼育したい場合は、かなり小さい体長が5ミリくらいの個体を選んで飼育を始めたほうが良いでしょう。

簡単に増えるけど、増えすぎたら困るピンクラムズホーンですが、水槽内の魚やエビが食べ残した餌をきれいに食べてくれる為、とりあえず一匹は水槽内に入れておいても良いかもしれませんね。

一匹だけのピンクラムズホーンを水槽に入れておいても、その水槽の環境によって成長速度が全く違いますので、餌のやりすぎの水槽と餌が足りていない水槽の違いを一目で判断することもできるので便利です。