レッドビーシュリンプを飼育している水槽の中で、頻繁に見かけることが多いのがピンクラムズホーンになる訳なのですが、このピンクラムズホーンという貝は凄まじい繁殖力があり、数匹水槽に入れておくだけであっという間に成長してしまいます。
また、ある程度成長し始めると、水槽のガラス面や水草などにあまり見た目がよろしくない卵を大量に産み付けるようになり、餌を沢山与えている水槽であれば、よくこの小さな体でここまで出来るな?、とある意味感心すらしてしまうほどです。
ただし、あまりに毎日大量に卵を産みつけ始めることにより、水槽の見た目の問題が発生することや、その卵が孵化すると対象の稚貝が水槽の中全体をうろつきまわるようになるため、やはり見た目があまり良くない状態が永遠に続くことになります。
大量に水槽のガラス面に張り付いたラムズホーンの卵は気持ち悪い?
正直言って、ピンクラムズホーンが大量に水槽のガラス面に産みつけた卵の見た目については、人によって気持ち悪い人、なんとも思わない人等、色々と個人差があるため、絶対的な話ではないのですが、やはり、快く思わない人の方が多いようです。
また、大量に孵化する稚貝も殆どが成長することなく死んでいくとは言え、それらもしばらくの間は孵化して水槽にへばりついていますから、やはりお世辞にも良いものとは言えないので、結構な人が卵の段階で水槽から駆除をしていることが多いのです。
ラムズホーンがヒメタニシのように胎生で稚貝を生むのであればまだよかったのでしょうけど、あの見た目にも問題のある卵を大量に毎日産みつけ始めると、管理者としては見た目の問題を機に酢のは当然と言えます。
ピンクラムズホーンの飼育に枠あり水槽をお勧めする理由。
そこで、ピンクラムズホーンの飼育に関する小さなアイデアのお話になるのですけど、レッドビーシュリンプと同じ水槽で飼育されていることが多いピンクラムズホーンは、大抵は最近はやりの枠無し水槽で飼育されています。
この枠無し水槽の場合は、枠あり水槽のように水槽の四隅(全面曲げガラスの枠あり水槽は後ろ側2隅のみ)にシリコンがなく、見た目も綺麗に仕上がっているので、水草メインの水槽ではADAアクアデザイン天野さんがよく使っているで有名ですね。
それとは反対に、枠あり水槽というのは、ニッソーが20年以上前から販売している水槽ですから、今の時代から見ると若干古臭くて、枠が邪魔でエーハイム2213のとりつけにも困ってしまうこともよくある水槽なので、最近はあまり人気がありません。
しかし、この枠あり水槽でピンクラムズホーンを飼育した場合は、大量の卵を生むことについては変わりないのですが、なぜか、水槽内のシリコンの部分を狙って大量に卵を産む習性があるらしく、そこをスポイトで削れば、まとめて短時間で卵の駆除が可能なのです。
実際に管理してみればわかりますが、枠あり水槽の場合、ピンクラムズホーンの卵の除去が本当に楽なので、管理者としては枠なし水槽には戻れません・・・。
意外な枠あり水槽とピンクラムズホーンの関係については、他にも何かあるかもしれませんね。