室内のサテライト環境にて、他の魚の稚魚(オトシンネグロ)の飼育をしている際に余っているサテライト内の空間や、食べ越した餌を処理していただく為にメダカの稚魚も卵の段階の時点でサテライトの中で育てることにしました。
オトシンネグロは底物ですから、サテライトの底の部分しか使いませんので、なんだかサテライトの中のスペースが結構空いているような感覚になります。
しかし、メダカの稚魚は生まれたばかりの時点で、既に他の魚の稚魚よりも圧倒的に餌を捕獲する能力が高い為、サテライト内に大量のブラインシュリンプを投入しても、その殆どをメダカの稚魚が食べてしまっている状態になりました。
※メダカの稚魚は生まれてすぐの間はお腹のヨーサックの栄養を取得して過ごす為、餌を食べ始めるのはそれが無くなる孵化から数日後になります。
小さなメダカの稚魚の想像以上の食欲に驚くばかり。
実際に自分で見ないと信じられない話なのですが、小さなメダカの稚魚がブラインシュリンプを50匹、100匹と凄まじい速さでパクパクと捕食している為、毎回大量にブラインシュリンプを投入してもその殆どをメダカの稚魚が食べてしまうのです。
メダカの稚魚は何度も育ててきていますから、生まれてすぐの時点ではかなりの餌を与える必要があるのは知っていたのですが、ブラインシュリンプだけを与えて育てたことはなかったので、今回は初めての経験です。
通常、魚の稚魚を育てる場合、単独飼育で育てるのが普通ですから、ついでに大量のメダカの稚魚も同じ環境で育てつつ、ブラインシュリンプのみを餌として使うことはあまりないと思われます。
そして、メダカの稚魚のお腹がオレンジ色になりパンパンに膨れて光っている状態で、本来餌を食べるべきオトシンネグロの稚魚のお腹はぺったんこで透明でしたので、急いで隔離する段取りをとることになりました。
このままではオトシンネグロの稚魚が餓死してしまいます。
隔離したメダカの稚魚がメダカの餌を食べないので困った?
今回、初めてブラインシュリンプのみでメダカの稚魚を育てていたところ、本来その餌を食べるべきオトシンネグロの稚魚が全く食べることができずに、このままでは餓死してしまう恐れが出てきました。
その為、メダカの稚魚をサテライトLにてセパレーターを使って端っこのスペースに隔離していたのですけど、よほどブラインシュリンプが気に入っているのか、無理やりセパレーターの隙間に突っ込むメダカが多発することになります。
中にはそのセパレーターに突っ込んだのはいけど、お腹が太すぎて進むことも戻ることもできなくなり、そのままの状態で死んでしまっている個体すらいる始末でしたので、もはや完全に隔離するのが最も適切であると判断せざるおえない状況。
仕方がないので、メダカの稚魚を数匹残してあとは、完全に隔離したプラケースに移動させることにしたのですが、数を数えてみると50匹くらいいましたから、これだけいればどれだけのブラインシュリンプを投入しても直ぐに食べられてしまう訳ですね。
それから、今後はこのメダカたちにはメダカの餌を与えることになるのですけど、ブラインシュリンプがよほど美味しかったのか、メダカの餌を全く食べないので困っています。
メダカなのにまさかの餌付けをしないといけない?と思いつつ、全くメダカの餌を食べないメダカの稚魚の扱いをどうするか検討することになります。